テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

ぐるっと東北乗り続けの旅 -最終日-

Kenji乗車を果たし、弘前で一泊。
最終日は金沢まで一気に戻るだけです。

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最終日もいいお天気。
この旅は、基本的に天気に恵まれたものになりました。
奥にそびえるは岩木山。青森を代表する名峰です。
乗車する列車は10時前の特急なので(この日は18きっぷは使用しませんでした)、それまで弘前の街をお散歩です。

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宿から15分ほど歩いて、まずは弘前城北側にある、重要文化財の石場家住宅へ。
Wikipedia大先生によると、18世紀前半に建築され、19世紀初頭に現在の位置へ移築されたとありますので、母屋は築300年近いということになるのでしょうか。
現在も酒屋さんとしで現役なのだそうです。
のぼりが出ているように、建物内も公開されているようなのですが、これは朝9時から。残念ながら、この日はちょっと早く来てしまったので、まだ開店準備中といった雰囲気でした。

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石場家住宅のすぐ目の前から弘前城に入り、天守閣のそばへ。
現存天守の一つである弘前城ですが、現在は石垣工事中のため、天守閣はなんと、形そのままお引越し。
シートの被されている手前の部分が、本来天守が建っている位置。で、本来目の前にいるべき天守は、奥の方にちらっと見えています。
これはこれで、今しか見られない姿ですので、なかなかいい記録。
普段の姿は、工事が終わった頃にまた見に来ましょう。

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さてさて、ちょっと慌て気味に弘前城から弘前駅へ移動し、列車旅の再開です。
先ほども書きましたが、この日は18きっぷは触らず。18きっぷの旅を始めたからには最後まで貫き通したいところですが、青森から18きっぷだけでは金沢まで当日中に戻れませんので、どこかで課金が必要。
その辺の金額等々をこちゃこちゃ計算していたら、最終日は最初から普通乗車券を使用するのが良いという結論に至ったのでした。
というわけで、まずは特急つがるに乗車して、秋田を目指します。

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秋田に到着する直前、土崎のあたりでは、秋田総合車両センターを横目に。
モハユニットが台湾の博物館へ旅立った583系や、この写真には写っていませんが、訓練車として使われていたキハ58など、色々見ることができました。
583系もキハ58も、今後が気になる車両です。

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秋田からは、701系普通列車でさらに奥羽本線を南下していきます。
金沢を目指すならば、羽越本線で新潟を目指して日本海沿いを行くのがセオリー?な気がしますが、今回は未乗区間のあった奥羽本線の乗り潰しを目指してこちら側へ。

この時、豪雨災害の影響により奥羽本線は院内~新庄間で運転を見合わせていました。ちょうどこの日は運転再開当日。
乗車したこの列車は運転見合わせの影響を受けていた最後の便で、本来は新庄行きのところ、途中の院内止まりになっていました。

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一本後の列車からは新庄まで行ってくれるようになるので、横手で途中下車。
横手公園(横手城跡)までぶらぶら歩いたり、いい天気の中気持ちのいい時間つぶしができました。
写真の方角には鳥海山が望めるはずなのですが、天気がいいとは言え夏の空気。霞んでしまって、残念ながらそこまでは見えませんでした。

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一本待って、運転再開初列車となる新庄行きに乗車。
院内から先は、線路の最終確認を終え次第順次開通というスタイルだったため、度々抑止を受けながらの運転。
やや遅れは発生しましたが、新庄へ無事送り届けてくれました。

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新庄からは、初乗車となる山形新幹線でひとっ飛び。
秋田新幹線に初めて乗った時にはE6系化が完了していたので、E3系に乗るのもこれが初めてということになります。
「つばさ」と言えば、シルバーにグリーンの帯というイメージがありますので、何度も見ているはずのこの塗装は、まだ少し慣れていなかったり。嫌いじゃないけど。

快適すぎて度々ウトウトしたり、福島から高速運転に入ると、想像以上に揺れがあることに驚いたりしながら、大宮まで乗車しました。

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大宮では、新幹線を乗り継ぎます。
ここまで来ると、もう見慣れた景色。北陸新幹線で金沢まであっという間です。
乗車したE7系は撮り損ねたので、その直前に撮ったE2系で今回の旅を締めくくり。


相変わらず、書き上げるのにめちゃくちゃ時間がかかりましたが、これで今回の旅の記録は以上です。
東北本線奥羽本線と、東北を縦貫する本線をに路線乗り潰せたことは大きな成果となりました。
そして何より、Kenjiに無事乗車できたのはいい思い出になりました。
一晩過ごした弘前も、もう少ししっかり見て回りたかったと思う、雰囲気の良い街でした。リピートしたい街が、また一つ増えました。五能線にも乗りに行きたいから、弘前リベンジはそのときできるかな。

夏休み一番初めの旅行記がようやく書き上げられたわけですが、この後も何かしらお出かけはしましたので、それらについても、なんとか書き上げたいところです。

それでは、ひとまずこの話はここまで。
ありがとうございました。