テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

イルカ顔の特急と、パンダを愛でる旅 ①

今回で3回目、気づけば恒例行事になっている、相方とのクリスマス(年末)旅行。
初めての愛媛・松山、前回の伊勢志摩に続きまして、今年の行き先は南紀方面です。
完全に非鉄な相方との旅行なのに、意地でも何かしら鉄道的イベントを組み込もうとする私ですが、今年ももちろん鉄分を含ませて来ました。

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去年は近鉄のプレミアム特急「しまかぜ」でしたが、今年は南紀特急の顔、「オーシャンアロー283系に乗車して旅を始めます。
行き先は紀伊勝浦です。

くろしおの283系が入る列車を選んだくらいじゃ、鉄分を含ませたうちに入らない?
なるほど、そうかもしれませんね。
では、こうしましょう。

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1号車1番A-B席。最前列です。
そう、グリーン車!!!これは(庶民の私からすれば)十分濃い鉄分です。
天気がイマイチなのが残念。

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3列シートがゆったりと展開する車内は、凝った照明で旅気分を高めてくれます。

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フットレストの付け根にも、こっそりグリーン車マーク。
このフットレストは土足禁止の面のみのタイプで、グリーン車の増備としては賛否あるようですが・・・
この日の私は重めのブーツを履いていたので、靴を脱いで使えるだけで十分でしたが。

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283系は、普通車グリーン車問わず、シートバックテーブルの装備がなく、代わりにインアームテーブルが備わっています。
お弁当を置くくらいには困らない大きさだったかと思います。

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買い込んで乗った朝食を食べたり、車内観察をしたりしていたら、気づけば阪和線を走り抜け、紀勢本線をぐんぐん南下していました。
有田付近では、みかん畑が見えますよと観光放送も入りました。

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一部列車では、海沿いの区間を走行中、徐行運転を行ったりします。
(写真の区間ではありませんが)スタフにも「ビューポイント」と表記があったり。
しかし、1号車の前寄り5列は、一人がけになっている方が海側なため、私たちの座席からは海を眺めにくく、前面展望的にもシーサイド感に乏しい写真しか撮れませんでした。

というわけで。

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3号車の展望ラウンジに来てみました。
客室より拡大されたうえ、足元にも追加されている側窓。
空間の広さや窓の雰囲気は、サンライズエクスプレスのラウンジに通ずるところがあるでしょうか。さすがにサンライズには、足元の窓はないですけれど。
3号車は自由席車なこともあってか、ここに長く居座っていると思われる方も見受けられました。一度チラ見しに来たら、爆睡している人もいましたので・・・
共用部は譲り合いの心が大切ですね。
でも、最終的にはこうして、誰もいない中で様子を撮ることができてよかったです。

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そして、海を眺めます。
う~~~ん、天気。降ってこそいないものの、どんより。
まあ、これでも予報よりは良かったんですけどね・・・
でも、この眺望。雄大な太平洋が彼方まで広がります。水平線が見えるよ。
あぁ、天気が良ければ、もっともっと素晴らしいんだろうな。

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天王寺から3時間39分、紀伊勝浦に到着しました。
列車は終点の新宮に向け、霧雨降る中出発していきました。
4時間弱と、そこそこ長時間の乗車でしたが、ここは流石のグリーン車。全く疲れることなく目的地までたどり着けました。
これだけの距離になると、かなり価値のあるグリーン車ですね。

ところでこのグリーン席、学生のくせに贅沢だぞと言われてしまいそうですが、実は全くそんなことないのです。
というのも、J-WESTカードの会員だと購入できる、e早得で切符を取ったんです。
本来グリーン券は天王寺紀伊勝浦間で¥6,050するのですが、このe早得だと、なんと¥2,320。驚異の61%引きというお値段でグリーン車に乗れてしまうのです。
普通車指定席でも通常¥2,260のところ、43%引きの¥1,290で取れるのですが、これに¥1,030足すだけでグリーン車にアップグレードできるなら、間違いなく課金するべきと思うのです。
乗車券にも学割を効かせているので、お得を極めた感じがします。

そんなお得&快適にやって来た今回の旅行。
鉄分はこれである程度摂取できたので、あとはちょこちょこ観光していきましょう!

続きます。