テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

やまぐち経由の大阪帰省。 ③

スーパーおき出雲市へ、そしてやくもに乗り換えて岡山を目指します。
この度もラストスパート。

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前回も書きましたが、今回僕が乗車したのは2号車、元サロの格下げ普通車です。
そのため、窓が元からの普通車と比べて幅広くなっています。
「ゆったり」化した際にシートピッチが拡大したため、元々の普通車では窓割と座席配置が合わないという事象が発生していますが、格下げ車のこちらでは、ピッチ拡大後でもまだグリーン車時代のピッチには足りないために、やはり窓割と少しずつずれてくる状態になっています。
グリーン車の位置あわせのために格上げされた元クハの方でもズレズレになってますので、等級に関係なく座席を指定する際にはなかなかの緊張感が必要です。

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さかのぼりまして、これは乗車前に出雲市で撮影したものなのですが・・・
何の気なしに方向幕を記録しようとしたら、なんだかよくわからない違和感が。
・・・おや?やくもってLED表示に換装されていなかったかしら??

と思いまして、車番を検索したら、そうでした、そういえばこの前日根野から転属してきた先頭車が何両かいるんでした。まさか出会えるとは。
せっかくなので車内も観察しに行ってきました。

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デッキと車内との仕切り壁は、おそらくくろしお時代のまま。
ゆったり仕様では化粧板が木目調のものに替えられています。

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ゆったり仕様の大きな特徴でもある、座席部分のかさ上げも未施工。
国鉄感漂う古いシートが並んでいたくろしお時代とは違って、座席だけは他の「ゆったり」車に合わせたものに交換されているのもわかります。

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かさ上げ工事が行われていないので、窓側の足元の通気ダクトも残されたままとなっていました。
は窓側に座って、かつ隣にも人がいるときに厄介なのがこの出っ張り。足の置き場に困るんですよね。これはこれで381系の特徴として受け入れていたんですが、他の車両がかさ上げ工事でこの出っ張りも消えていることを考えると、やはりハズレ車両になってしまうのでしょうか。まあ、自由席なので嫌なら他の号車に移ればいいだけなのですけれど。

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通気ダクトといえば、ゆったり化しても逃れることができなかったのが、このぼっちシート。
インアームテーブルのある座席に交換されたことで、改造前にあった「ひとつ後ろの窓側席にはテーブルがない」問題は解消されていますが、やはり座席としてはこの付近は落ち着かない感じがしそうですね。


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さて、自席に戻って。

伯耆大山を通過すると、列車はしばらく左手に貨物駅を見た後、右にグググっと曲がって山陰本線から離れます。ここからは伯備線

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山陰本線を走行している間は右側の車窓に見えていた大山は、伯備線に入ると今度は左側に大きく見えてきます。
「西日本最高峰」と打つと「西日本最高峰 大山」という検索候補が出てきちゃうくらいに西日本の山として知名度の高い大山。ポッコリとした綺麗な山体が有名ですね。なお、西日本最高峰は大山ではなく、愛媛県石鎚山。ここ、テストに出ますよ。
登山したいしたいと言いながら全然行けてない僕ですが、大山には初心者向けの登山ルートもあるとのことなので、是非登ってみたいです。

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この日2度目の陰陽連絡路線。車窓はどんどん山々しくなり、カーブもたくさん。
そんな中を381系はお得意の振り子をブンブン揺らして、スイスイ駆け抜けていきます。

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外も陽が落ちて、車内が暗めの、なんだかムーディーな感じになってきたら、終点の岡山も目の前です。

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岡山到着。これにてこの日の旅がおおよそ終わりました。
あぁ、381系もやはり楽しかった。新山口から列車を乗り継いでここまで、これっぽっちも退屈する暇がなくて、最高でした。

早朝に金沢をでて、中国地方をぐるっと回るカタチで巡った今回の旅。
相変わらず途中での観光などが手薄で、乗ってばっかりな旅にはなってしまいましたが、やまぐち号のレトロ客車も乗れたし、381系も堪能したしで、鉄分はかなり濃いめの旅にできたかなと思います。
中国地方の次なる課題は三江線、そしてできれば木次線
中国地方だけでなく、例えば上越新幹線E4系に乗りたいとか、小海線に行きたいとか色々やりたいことは山積みですので、お財布と相談しながら消化していく予定です。
というわけで、今回の旅は以上です。この後にもまたお出かけしたりしているので、それも早いうちにかけるように頑張ります。