テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

イルカ顔の特急と、パンダを愛でる旅 ②

くろしお、283系グリーン車を満喫しながら、紀伊勝浦に到着しました。
この日の鉄分は以上。天気は今ひとつですが、観光しに行きます。

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熊野交通のバスに乗車して、那智山熊野那智大社を目指します。
想像以上に大きいバスが来ました。ハイバックな二人がけシートが並び、快適な車内。那智山へは25分ほどで向かいます。

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山道をくねくね登っていき、終点の那智山停留所からさらに階段を5分10分登って、熊野那智大社に到着。
山の上はもう雲の中。真っ白です。。。

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本殿は改修工事中でした。これは残念。。。
まずはお参りして、続いて、すぐ隣にある樹齢850年にもなるクスノキの根元をくぐる「胎内くぐり」でさらにしっかりと神様に気持ちを伝えます。

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あまりにも真っ白で、これでは三重塔越しに那智大滝を望む定番構図も完全に無理なので、諦めて早々に山を下っていきます。
目指すは那智大滝、さすがに、近くまで行けば滝を拝むことくらいはできるでしょう。

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三重塔など、この近さでもこの霞み具合。こりゃたまらん。

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15分も歩けば、那智大滝の入り口まで降りて来られます。

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高い杉の木に囲まれた鳥居。霧に包まれて、神秘的な雰囲気です。
この辺りに来ると、すでにどうどうと滝の音が響いていて、近さを感じます。
鳥居をくぐってもう少し階段を降りれば、滝はすぐそこです。

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やって来ました、那智大滝
霞んでいることもあって写真では伝わりにくいですが、実際に見ると大迫力。

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飛瀧神社に300円ほど納めると、さらに滝の近くまで行けるとのことで、行ってみました。
落差133mの大滝、途中から瀧筋が分かれる姿は非常に美しく、那智はもちろん、日本を代表するのにふさわしいとは過言でないでしょう。
以前ヨーロッパに行った時、ロンドンの地下鉄の駅で見た日本政府観光局(JNTO)のデジタル広告にも、この那智大滝の写真が使われたのを思い出しました。
JNTOの外国人向けホームページ(https://us.jnto.go.jp/top/index.php)、外国人向けに紹介される日本を見ることができて、結構興味深いですよ。
那智勝浦町の町章や、かつての寝台特急紀伊」のマークにも図案化されている那智大滝
天気こそ決して良いとは言えませんでしたが、これはこれで、素晴らしいものを見られたなと思います。

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滝に心洗われた後は、再び熊野交通のバスに乗って、紀伊勝浦駅前まで戻りました。
しかしこのバス、何処かで見たことあるような色だなあ・・・
と思って調べたら、やはり見覚えのある塗色。南海バスカラーでした。
熊野交通南海電鉄の子会社で、南海バスで使われていた車両が、塗装そのまま、マークだけ変えて使われているそうです。
行きに乗った黄色いのも同じく南海お下がりだそうで、大学のバス好きな後輩曰く「実に濃い車両」たちだそう。面白いですね。

この日はこの後そのまますぐに宿へと向かいました。
せっかくの紀伊勝浦なので、しっかりマグロを堪能しましたよ!
283系に濃いバスと見てるところが外れている私を横に置いている相方も、那智大滝や宿は満足してくれたようなので、よかったよかった。
二日目は、タイトル通り、パンダを見に行くことにしましょう。

続きます。