テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

8月13日 内子座

ずっと行きたかった田丸橋を見て、内子の町へ戻ってきました。
乗る予定の列車までまだ少し時間があるので、内子座を見学しています。

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客席後ろから舞台を眺めるとこんな感じ。
下に見える席は「升席」と言って、板敷きの床を四角く仕切ったスタイルの席。
劇場は背もたれ付きの椅子が当たり前の現代人には少し体を痛くしそうな席ですね^^;

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舞台。うっすら円を描く部分が回り舞台で、回転することで場面転換を行う装置です。

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舞台中央から観客席を眺めます。
ポツポツと見学客がいるだけの状態でも、舞台の真ん中に立つというのはちょっと緊張してしまいます。
大勢の観客がいる前で演技をする役者さんたちは、プロアマ関係なくすごいなぁと感じます。私には到底無理でしょう・・・

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内子座では、舞台や花道の地下部分にある「奈落」に入ることができます。
写真はちょうど回り舞台の下。現在ではモーターで動かしているという回り舞台ですが、かつては人力で回していたそうです。床下からはえている棒はその名残ですね。

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地下から今度は2階へ。
2階正面の座席は「大向」と言って、比較的料金が安くて、常連や劇場通の人が多く座るとか。なので、ここに座る人を唸らせる芝居は名演というとになるのだそうです。

この2階席後ろにある窓ガラスは創建当時のものが残っているらしく、気泡が入っていたり、平滑性に欠けていたりと、まだまだガラス製造の技術が足りなかった当時の雰囲気が伝わってきます。(窓ガラスをうまく写真に撮れなかったのですが、、)

ぼちぼちいい時間になってきたので、内子座を後にします。

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内子駅前にはC12 231が静態保存されています。
見ての通り屋根などはなく雨ざらしなのですが、地元の人が度々整備してくれているのか、非常に綺麗に保存されています。
世の中には朽ちていく一方みたいな保存機関車も多々ありますから、こうして手の入っている車両は見ていて嬉しくなりますね。

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自転車を返却してホームに上がると、何分も待たずして列車の到着です。
キハ54に乗るのは10年ぶりくらいに思います。昔予土線に乗った以来かなぁ

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私の乗る各停はしばらく停車して、上下特急列車の追い越し待ちをします。
上り列車は私がここまで乗ってきた編成が宇和島で折り返してきたものですね。
上りが入線する前に下り宇和海が既に到着しているのですが、入線時にチラッと見えたその編成にびっくりするくらい違和感が。

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これ、1番線に止まっている下り宇和海に注目してください。
わかりにくいのですが、2000形、つまり半室グリーンの先頭車が連結されているのです。
宇和海は今年春の改正でグリーン車の連結がなくなったはずでは・・・?

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謎のグリーン付き下り宇和海も発車。
気になって調べてみたところ(まだ目撃情報程度のものしかなかったものの)わかったのは、連結されているのは2000形2005号車、グリーン券は車内発券のみで対応とのこと。増結で先頭車足りなくなったのかなぁというのが私の勝手な予測です。

さて、この夏の一つの目標でもあった内子リベンジも果たせたので、再び列車に揺られて、西条方面へ帰っていこうと思います。

が、その前に寄り道・・・

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伊予市で下車して、今回のお出かけでもう一つやりたかったことを果たしたいと思います。

続きます。