テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

3日目 大歩危小歩危

南風に乗って、土讃線をもう少し南下します。

阿波池田を出ると、列車は吉野川の渓谷に沿って歩みを進めます。
「大股で歩いたら危険、小股で歩いても危険」なんて表記をする大歩危小歩危峡は、土讃線の建設に際しても難所だったそうで、現在も度々出水や土砂崩れの被害を受けるとか。しかし、それだけの自然が作り上げる渓谷美はなかなかのもので、古くより景勝地として知られていますね。

イメージ 1
そんな山間を縫うように駆け抜けます。
危険を避けるためにトンネル区間が増えてしまったということですが、それでも所々で車窓に見える渓谷の断崖感はなるほど、立派なものです。

イメージ 2
お得意の振り子と高い馬力で難なく難所を通り抜けた列車は、大歩危駅に到着。
ここで下車し、この日の最南到達地点とします。

イメージ 3
お見送り。

イメージ 4
ホームにはミニかずら橋がありました。
この旅では時間がなくていけませんでしたが、そのうち実際に川に架かるかずら橋を渡ってみたいです。

イメージ 5
屋根に大きく駅名が書かれた駅舎。
無人駅ですが、何やら制帽をかぶった何者かが佇んでいます。

イメージ 7
子泣き爺でした。
どうやらおおのけ駅のある徳島県三好市が子泣き爺伝承の発祥地なんだそうで。

イメージ 6
折り返しの列車まではそんなに時間がないので、ぶらつくのは駅前だけ。
駅の頭上から川を越えていく大歩危橋から、土讃線の線路と吉野川によって刻まれた谷を。

時刻も16時に近づき、少しずつ陽も傾いてきました。
四国旅、そろそろラストスパートです(すぐ終わるとは言ってない)