テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

冬支度。-ラッセル車とトロリーバスと- ③

かなり久々の更新です。このペースはいかん。

さて、関電トンネルトロリーバスに乗って黒部ダムについたところから続きです。
まずはトンネル内の駅から長い階段を登って、ダムを見下ろす展望台へ向かいます。

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さっそく大迫力のダムが出迎えてくれました。
シーズンではないので観光放水もなく静かですが、その姿は堂々たるものです。
こりゃすごいや。
シーズン外のおかげで、人もこの通り、かなーり少ない感じです。

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看板をバックに記念撮影だって、人が少ないとこんなに簡単。
天気がイマイチなのが残念ですね。

展望台からダムのそばへは外階段でつながっているのですが、夏季期間以外は凍結や積雪で危険なためか、通行禁止。
よって、一旦来た道を引き返し、駅経由で向かいます。

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駅からダムへと続くトンネルの途中で。
暗くてわかりにくいですが、左側にチラッと見える横穴が駅へと向かうトンネル。
真っ直ぐ続くのは、おそらく関電トンネル方面へと続く、一般立ち入り禁止の作業用トンネルです。
こういうところからも、関電トンネルがあくまでダムの維持管理用であって、その傍らで旅客営業をしていることが伺えますね。

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ダムの近くまで来ました。
近くに来ると、その迫力はさらに強まります。
迫力のあまり、その高さがかえって掴みにくいレベル。

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ダムの中心には、それを示すプレートもありました。
高さ186m、長さ492m。長さも500m近くあるとは、見た目以上の大きさです。
標高は1,454mで、室堂などと比べるとだいぶ低く感じますね。
アルペンルートの中では、まだまだ長野側から入って来た序盤だなという高さです。

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レストハウスと、その背後にそびえる謎の巨大構造物。
ダムもそうですが、何もかもが桁違いの大きさです。
この謎の構造物が何かというと、ダム建設の時に、資材輸送に使ったものなんだそう。ダムの反対側にも同じものがあって、この二つの間にワイヤを通して、資材を釣り上げる仕組みだったらしいです。
今は必要のないもののようですが、その大きさゆえか、そのまま残されているのが面白いですね。

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ダムを渡った対岸には、アルペンルートのその続き、黒部ケーブルカー黒部湖駅があります。こちらもトンネル駅。
今回はトロリーバスを戻りますので、このケーブルカーはまたの機会に。

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トロバスで扇沢へと舞い戻る前に、レストハウスで遅めの朝ごはん?いや、早めの昼ごはんでしょうか、ダムカレーを食しました。
やっぱり、これは食べとかんとね。
ご飯でダムを、ルウでダム湖を表現したダムカレー。ポテトサラダやらっきょうがルウから守られているあたり、しっかりダムの役割が果たされていますね。面白い。
想像よりちょっと辛めで、黒部湖を眼下に眺めながら、ハフハフ食べました。

お腹を満たし、辛さで眠気を飛ばしたところで、そろそろ帰路につかないと。
まだ午前中ですが、帰りのトロバスに乗るべく、駅へと向かいます。

続きます。