テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

秋晴れの立山を背景に。

せっかく日曜日だった鉄道の日をバイトで消費した10月。
ウズウズと鉄分不足が心を蝕み始めた26日、よく晴れた朝の天気を見て、絶対にこれは綺麗な立山が見えるだろう確信し、富山へと出かけたのでした。

イメージ 1
やって来たのは富山地方鉄道越中荏原駅付近。
常願寺川の堤防から、立山バックで電車を取ろうという魂胆です。
駅から川に向かって歩いている途中には、こんな雰囲気のある踏切も。エモい。

イメージ 2
川沿いに着いて早速、かぼちゃな色の10030形がやって来ました。
立山の姿もバッチリですね。ところどころ雪の姿も見受けられましたが、山体が白く染まるにはまだしばらくかかるかなという時期でした。
これを書いている今は、もうすっかり冠雪している頃でしょうか。

イメージ 3
続いてやって来た14760形は、カメラを縦にして。
しかし、本当にいい天気。今思い出しても、清々しい午前中でした。
どうしてもこちら側の側面は暗くなってしまいますが、景色の良さを考えると気になりません。

イメージ 4
さて、ここに来たのは、この列車を撮りたかったから。
特急立山3号として立山まで行って来た返しの便です。
やっぱり京阪3000系、めちゃかっこいいですね。カメラを握る手に力が入ります。

イメージ 5
引いてもう一枚。立山の姿と共に、欲しかった画を撮ることができました。
本当にいい気分でした。いやはやしかし、本当にかっこいい車両だ・・・

イメージ 6
川沿いで撮りたいものも撮れたし、のんびり駅に戻ります。
最初の踏切がある小道には、いい感じに色づいた木々が並んでいました。秋らしい色ですね。
小川を渡る橋、渡っていく列車は大井町線の8590系改め、17480形。
帯の色もあって、意外と自然の似合う車両なのだなと初めて知りました。

イメージ 7
荏原の駅から乗車したのは14720形。この顔、見たかったんですよねえ。
立山バックで撮れなかったのは残念ですが、乗車できたのでそれはそれでよし。
これで電鉄富山まで戻って、次の目的地を目指します。

イメージ 8
向かった先は市内電車の大学前駅。
鉄道線の路線は結構前に完乗しましたが、市内線はなかなか機会がなく。これを機に富山地鉄の全線乗り潰しを果たしておこうというわけです。
大学前駅はその名の通り富山大学キャンパス前の道路に存在しているのですが、いやはやなんとも羨ましい。うちの大学にも北鉄バス以外の何か鉄道系公共交通機関を通して欲しいもんです。無茶ですが。

イメージ 9
大学前からポテポテひと駅ぶんほど歩いて、神通川に架かる富山大橋へ。
ここでも立山を背景にしてパチリ。ここでも撮りたかったんですよね。満足。
この富山大橋、2012年新しく架け替えられたものらしいのですが、旧橋の一部がモニュメントとして残されていました。橋の歴史について書かれたパネルなども設置されていて、なかなか立派な展示。橋好きとしてはかなり来るものがありました。
大学前の駅から橋を渡りきった先まで、路面電車の2駅ぶんくらいですが、いい散歩になりました。

イメージ 10
丸ノ内駅で降りて、環状線の列車へ乗り換え。
使用されている9000形セントラムは、富山駅を挟んで反対側の、富山ライトレールTLR0600形とほぼ同型。地鉄とライトレールが接続されるのを見据えての共通設計だそうですが、その設計が活かされる時ももうそう遠くない話ですね。

イメージ 11
環状線も乗り終えて、富山地方鉄道の路線を完全制覇。
富山県内、そして北陸地方の路線で残すところは黒部峡谷鉄道のみとなりました。
黒部ダムへのアクセスルートとして欅平から先の区間も旅客整備されることが報道された黒部峡谷鉄道ですが、まずは今のまま、乗りに行ってみたいところです。
で、この写真は締めに遅めのお昼ご飯をした時のもの。
白えびかき揚げ丼と、地酒3種飲み比べ。昼呑みです。幸せすぎへんか。
立山」は金沢でも買える銘柄ですが、そのほかの二つはTHE地酒という感じ。
銀盤酒造は黒部の、北洋と書いてある本江酒造は魚津のお酒。特に真ん中の「銀盤 特別純米 剣岳」は、口当たりもよく美味しいのですが、何よりラベルがかっこよくて惹かれました。こんなん書いてたら、また呑みたくなってきた・・・

いい天気のもと撮りたいもん撮って、昼から呑んで、昼過ぎには電車でうとうとしながら金沢に戻って来る。そんな幸せな半日でした。
以上です。