ぐるっと東北乗り続けの旅 -東北本線 その2-
大宮から少しずつ、東北本線を北上しています。
黒磯を越え、交流電化区間に入ったあたりから。
ここからは、車体のカラーが仙台支社のものになり、東北に来たぞという気分に。
40分ほど乗れば郡山へ。ここでまた乗り換え。
客車列車や近郊型電車の置き換えを目指して製造された701系の背中を追い、仙台地区を中心として勢力を拡大するこの系列は、同型車が阿武隈急行にも導入されると先日発表があったばかり。東北の次なる主になる日が近いかもしれませんね。
仙台の在来線ホームに降り立ったのは初めてなので、ここに来る車両たちを見るのも初めてなものが数多く。
小海線のキハE200系のイメージが強かったハイブリット気動車というのも、JR東日本では随分と普及が進んだ感じ。蓄電池式の電車も実用化が進んで来て、非電化区間の様相もいよいよ大変革の時が来ているのかなと感じます。
駅そばなどで少々腹ごしらえをしたら、再び東北本線を北上するのですが、ちょっと利府支線に寄り道。時間があるなら、支線も含めてコンプリートしたいですもんね。
乗車したのは先ほどと同じくE721系ですが、こちらはまだ登場から1~2年の若手、1000番台。中間車のある4両編成で、ピンクの帯が特徴だそうです。
品井沼までの旧線区間には、長大な編成だと補機を必要とするレベルの急勾配があり、太平洋戦争の激化に伴う鉄道貨物輸送の増加により、より平坦なルートを取る現在線が新設。新線建設後もいわゆる山線として並存されていたようですが、新線の複線化により廃止が決定。その中で、反対運動や陳情などが功を奏して残されたのが、この利府支線になったという経緯なのだそうです。
残存後も存廃の議論は度々上がったそうなのですが、東北新幹線開業後は沿線に新幹線総合車両センターが設置されるなど、なんとか頑張っている様子。帰宅ラッシュの時間ということもあるでしょうが、乗客もそこそこいるように見受けられました。
車止めの奥、駐車場や住宅があるあたりにもかつては線路が伸びていた。そう思うとドキドキが止まらない、隠れ廃線オタクなのでした。
利府からはすぐに折り返しの列車で岩切へ。新線の本線に戻って、小牛田へと向かいました。
仙台までやって来ましたが、この日の旅程は盛岡まで。
日も暮れて車窓もなくなり、いよいよ修行の雰囲気が高まって来ましたが、これもまた18きっぷの旅の醍醐味。まだまだ1日目、頑張ります。
続きます。