乗ろう!登ろう!山開き!! ⑤
念願の谷川岳登山を終え、麓の土合駅から再び列車に乗車しました。
湯檜曽駅に到着すると、今度は先ほど走って来たところを見ることができます。
架線柱が立っているのがわかるでしょうか。
こういう特殊な線形をはっきりと視認できるのは面白いですね。
水上に到着すると、ホームの反対側には茶色い客車が。
SLレトロみなかみに使用される、貴重な貴重な現役の旧型客車です。
色調を変えてみるとこんな感じ。
いやはやしかし、これは一体いつの写真なんだという光景。
平成も最後の夏を迎えているというのに、たまげたもんですね。
日帰り入浴できる温泉を探し、山でかいた汗を流して駅に戻ると、ちょうど機関車をくっつけているところでした。これはアツい。
ここ数年はC61 20やC58 239など仲間が増えて、老体に鞭打たれることも多少は減ったのでしょうか。なんにしても、客車とともに、末長く走ってほしい車両です。
SLレトロみなかみ、もちろん指をくわえて見ているだけでなく、高崎まで乗車します。この旅最後のビッグイベントです。
東の蒸気は厳ついスノープラウがかっこいいですね。
乗車したのは最後尾、5号車。スハフ42 2234でした。
5号車にはJR東日本では現役最古となるスハフ32 2357などが充てられることも多いようですが、さすがに夏場に扇風機すらない車両を充当するわけにもいかないようで、この日は比較的近代的なスハ43系客車で統一された編成でした。
青いモケットのボックスシートに、木製の窓枠。
12系などに近しい雰囲気ではありますが、やはりどこか"旧型"を感じさせる車内です。
旧型客車どころか、「スハフ」という称号すらもかなり少なくなって来た現代。
発車までもうしばらく。貴重な客車たちの観察を続けます。
続きます。