テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

乗ろう!登ろう!山開き!! ②

小海線の観光列車『HIGH RAIL 1375』に乗って、小淵沢までやってきました。

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小淵沢では、この翌日から大きく運用が減ってしまった、E257系を撮影することもできました。今後転用に向けて、どのような変化があるのか楽しみでもあります。

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駅舎の屋上には展望デッキがあって、風に当たろうと上がってみたら、随分久しぶりに富士山の姿を拝めました。
新幹線に乗っても、御殿場線に乗っても、箱根に行っても、麓の河口湖に行ってさえ姿を見せてくれなかった富士山。今回も頭だけではありますが、なんとなく嬉しくなりますね。
いやはやしかし、何年ぶりだろうか。近くには頻繁に来ているはずなのに・・・

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さてさて、ここから乗車するのは新鋭E353系。初めての乗車です。
これからはほとんどこいつばかりになってしまう中央東線ですが、さすがは新型、快適さはグンと上がりましたね。
コンセントついてるのがポイント高いですよね。ゲームとかはしない代わりに、携帯でも写真をたくさん撮るので、充電できるのはありがたい存在。すっかり、現代の必須装備になりました。

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だんだん近づいてくる富士山を横目に、一路東京を目指します。

特急は立川で降りて、快速で荻窪へ。
駅近くの風呂屋でのんびりして、翌日の登山に備えて体力を蓄えておきます。

風呂屋で時間を潰したあとは、上野に移動。
そして、この日のお宿へ・・・

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どどん。こちらがこの日のお宿です。
臨時快速「谷川岳山開き」号。行き先は土合駅
谷川岳登山の玄関口であり、日本一のモグラ駅として有名な、あの土合駅です。
車両は185系。先ほどのE257系の転用次第によっては、一気にその存在が危うくなるであろうこの形式。私はこの列車然り、ムーンライトながら然り、臨時列車でしか乗車する機会を得ませんが、やはり一度は踊り子に乗車しておきたいですね。

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側面表示は「臨時快速」で、期待していた「土合」という幕は見られなかったのですが、駅の発車案内表示はこの通り。まさしくこの列車は土合行きです。

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上野を出ると、大宮、上尾、桶川、熊谷、高崎の順に停車。
快速ですが、停車駅は特急並みか、それ以上の飛ばしっぷり。赤羽などをスイスイ通過していくのは初めての経験で、新鮮でした。
1時間半経って到着した高崎では、時間調整のためか24分の長時間停車。
185系目当てと思われる方々が、ほんの少し下車されていました。ここを出ると、次は終点の土合、しかも到着時刻がえげつな早いので、確かにここが限界ですよね。

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さすがに夜を徹して185系を満喫していたら登山中に足を攣りかねないので、高崎発車後はすぐに眠りにつきました。電気の消えない185系で寝るのも慣れたもんです。
そして、初下車の超絶トンネルもぐら駅、土合に降り立ちました。
すごい、寒い。ひんやりとした湿度を感じる・・・

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この地下深いホームから脱出するには、この、どこまでも続いているような錯覚を覚える、長い長い階段を登らねばなりません。

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ひとまず462段の長い階段を登ったあとは、真っ暗な通路を、並べられた灯篭の明かりを頼りに進んでいきます。
この通路にも、所々小さく階段があり、ホームから駅舎までの総段数は486段。その高低差は81mに及びます。

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駅舎まで上がると、豚汁が振る舞われていました。美味しい・・・
普段は無人駅の土合ですが、この日のように臨時列車が停車する際には管理駅(水上駅かな?)から駅員が派遣されていて、普段は買えない入場券もゲットできました。

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列車は1日5往復、いつもは閑散としているであろう駅前も、この日ばかりはこの通り。普段の姿を知るわけではないですが、午前4時前という時間も相まって、お祭り感、非日常感が強く漂います。

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街灯のない暗い夜道ですが、月明かりとかがり火が行き先を照らしてくれました。
素敵な早朝散歩です。

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10分ほど坂道を歩き、谷川岳霊園というところへ。
ここで山開きの式典が催されるとのことで、記念品を頂きつつ、しばし待ちます。

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空が白んできたら、式典が始まります。
天気も良さそう、いい登山日和になりそうです!

続きます。