夜汽車で往こう!ムーンライトトリップ。 ①
年を追うごとに一つ、またひとつと消えて行った夜行列車。
“夜汽車”の雰囲気を残す列車も、片手で数えられるほどに減ってしまいました。
そんな時代。臨時ではあるものの、国鉄型が夜を越え走り抜ける列車が残っていることは、もはや奇跡と言えるのではないのでしょうか。
大阪の実家で夕飯を食べてから18きっぷ片手にのんびりと出発し、新快速などを乗り継いで大垣へ。
さて、さっそくメインディッシュとご対面です。
臨時化されて久しい、快速「ムーンライトながら」。
現在はさらに車両が変化し、6+4連の計10両をつないだ185系が充当されます。
今回乗車したのは3号車、モハ184-25です。
実はこれが185系初乗車。踊り子でも上野発着系の特急でもなく、まさかこの列車が初乗車の機会になるとは。
列車が発車して席に落ち着くと、2回目の夕飯。大垣のコンビニで買った適当なもので、少し減ってきたお腹を満たします。
(・・・あまりビールに合う組み合わせではない気もしますが)
名古屋、豊橋でどんどん客を拾い、1時前に浜松着。ここで9分ほど停車するので、一度外の空気を吸いに出ます。
隣には211系、電光掲示板にはサンライズ瀬戸・出雲の表示が。いまどき夜行列車の表示が並ぶのもなかなかないですよね。素敵な光景です。
浜松駅の乗車位置表示は、なんと165系風!サボの雰囲気がいい感じ。
1号車の前より扉に至っては、画像の通り肩部の境界線斜めカットまで再現されていました。ニクい演出です。
浜松から1時間ほど走り続けると、次は静岡に停まります。
ここで上下のムーンライトながらがすれ違います。お互いに煌々と車内の電気が点いているので、夜行列車という感じはあまりしませんね。
静岡発車後すぐに眠りに落ち、目覚めたら品川を過ぎていました。
05時05分、まだ日の出前の東京駅に到着です。
かつて189系充当時代のながらに乗ったときは東京までほとんど寝られなかったのですが、今回はなかなかぐっすり眠りにつくことができました。
さて、冒頭でも述べたように、今回は2夜連続で夜行列車に乗車します。
夜が訪れるまで、18きっぷを最大限使って1日を過ごしましょう。
続きます。