テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

おしゃれな"タンゴ"の旅 ③

舟屋で有名な伊根町を観光して、天橋立に戻ってきました。

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ここからは再び列車に乗り込み大阪へと戻っていきます。
乗車するのは丹後あおまつ号。「松」シリーズの中では最も一般的な位置付けの車両になります。
帰りのルートは来た道を引き返すのではなく、西舞鶴経由をチョイスしました。

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一般的な位置付けと言っても、車内はこの通り。これに追加料金なしで乗車できるのだから、なんだかお得な気分になりますよね。
快速「丹後あおまつ」として走る際にはアテンダントさんが乗務して、売店の営業などが行われるようです。

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天橋立を出発してすぐ、宮津では早速長めの停車時間がありました。どうやら、福知山方面から来る特急の接続をするようなダイヤになっているようです。
宮福線専用の4番線にMF200形が停車中だったので、車外に出て一枚。
丹鉄の所属車両の多くが形式に北近畿タンゴ鉄道を略した"KTR"を冠するのに対し、この車両はKTRの前身、宮服鉄道時代に製造された車両のため、冠するのは"MF"。
宮福線開業の1988年から使われているベテランランナーです。風格がありますね。

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窓に向かってカウンター風になっている座席に座り、宮津湾の海を眺めながらゆったりとした時間を過ごします。
手に持っている羊羹は、ソーセージを引き換えたときに一緒にもらったもの。
海を眺めながら食す羊羹もまた、オツなものですね。

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丹後由良を出てしばらくすると、由良川橋梁を渡ります。
全長550mの長い橋ですが、水面からはわずか3m。河口にも近く、まるで海の上を渡っていくかのような錯覚を覚えます。
ここは撮りの方でも有名な場所ですので、いつか撮影にも来てみたいところです。

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由良川の素敵な景色を眺めてしばらくすると、終点の西舞鶴に到着です。
駅の横には丹鉄の車庫。タンゴディスカバリー改め、丹後の海も留置中でした。
ここでJRに乗り換え、京都を目指します。

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西舞鶴からは特急まいづるに乗車したのですが、これも「丹後の海」が充当されている便でした。287系あたりが来ると思っていたので、これは不意打ち。
乗りたかった車両なので、旅の締めくくりには嬉しい登場となりました。
写真は、綾部にて天橋立から来るはしだてと連結作業中の姿。

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車内の雰囲気はこんな感じ。
「あおまつ」に続いて、水戸岡デザインの濃い車両です。木質の温かい雰囲気は、287/289系のビジネスライクな車内とは全く異なります。
リニューアル前は座席も681系などに似たタイプだったはずなので、大進化ですね。

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自由席車(天橋立方先頭車)の運転室後ろには、フリースペースが。
タンゴディスカバリー時代にもフリースペースはありましたが、当時はソファなどの設備はなかったので、ここもかなりの変化を遂げています。
空間も座席一列ぶん増えていますね。

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そんな、かつて以上に観光色の強くなったKTR8000形に揺られ、あっという間に京都へと戻って来ました。
ここまで戻って来たら、あとはまっすぐ大阪へと列車を乗り継ぐだけ。楽しかったプチトリップも終わりです。名残惜しいのですが、、、

素敵な観光列車に乗せてもらい、行ってみたかった天橋立伊根町を訪れ、気になっていた丹後の海にも乗れました。どこを取っても非の打ち所がない、最高の誕生日プレゼントでした。いやはや、幸せなことです。
幸せな誕生日を過ごして21歳になった私ですが、21歳でもどんどん旅は続けます。
21歳での初旅がいい旅でよかった!

以上です。