テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

おしゃれな"タンゴ"の旅 ②

丹後くろまつ号で天橋立までやって来ました。

イメージ 1
リフトで文殊山に登り、天橋立ビューランドから絶景を眺めます。
さすがは日本三景といったところでしょうか。本当に素晴らしい景色です。
足元の天橋立駅には287系が停車中ですね。
ここから見る天橋立は、龍が空に上る姿に見えることから「飛龍観」と呼ばれているのだとか。有名な股のぞきも、こちら側で行うみたいです。

イメージ 2
立派な天橋立の景色を見たら、早々に麓へ降り、バスに乗車。
丹後半島を海沿いに北上します。

イメージ 3
降りたのは、伊根町にある道の駅。「舟屋」これがこの町のキーワードです。

イメージ 4
ここでお昼ごはん。ありがちなチョイスですが、海鮮丼をいただきました。
(相方が行こうとしていたブリの美味しいお店は、ちょうど受付を終えたところだった・・・)
とても美味しいのだけれど、どこか不思議な感じがするなあと違和感を覚えながらこの海鮮丼を食べていたのですが、ほとんど食べ終わった頃に相方が「酢飯じゃないの面白いね」と。海鮮=酢飯という固定概念が染み付いていたので、全く気がつきませんでした。
伊根で採れたお米を使っているというこの海鮮丼。お米も楽しむための工夫なのかな?ごちそうさまでした。

イメージ 5
さて、「舟屋」がキーワードだと先述しました。
舟屋とは、住居の1階が船の収納庫になっている、この地区独特の建造物。
家に船を出し入れするので、もちろんこれらの家々は海に面して建てられており、建物そのものの特殊さはもちろん、その景観も独特で有名です。
重要伝統的建造物保存地区にも指定されています。

イメージ 6
マンホールにも、舟屋と漁船の絵が描かれていました。

イメージ 7
町はのんびり歩いてでも巡ることのできる大きさですが、無料のレンタサイクルもあって、非常に快適に観光が可能です。
町内に5箇所あるサイクルポート間で乗り降り自由。活用しない手はないですね。

イメージ 8
自転車にまたがり町を抜けて、やって来たのは伊根湾めぐりの遊覧船乗り場。
ここにもサイクルポートがあるので、ちょうどいい具合に乗り捨てできました。
今度はこの遊覧船に乗り込んで、伊根の舟屋群を海側から眺めます。

イメージ 9
建物の1階部分がぽっかり口を開け、船を収容するスペースになっているのがよく分かります。建物自体も雰囲気ある木造建築で、非常に味がありますね。

イメージ 10
この遊覧船は、船屋群の景観はもちろんですが、多く集まるカモメたちもまたその見所でもあります。
カモメにあげるエサも販売されていて、乗船客たちはこぞってカモメたちに餌をばら撒きます。

イメージ 11
・・・カモメたちに餌をあげているはずが、いつも間にか船はトンビに囲まれます。
その餌、全て奪ってやるぞとばかりに狙う彼ら。カメラ目線もバッチリです。
手に持った餌を直接食べに近づいてくるもんだから、船のあちらこちらから悲鳴が上がります。それもまた面白かったり。
ちなみにエサとして用意されているのはかっぱえびせんなのですが、半分くらいは自分で食べました。

遊覧船で伊根町を満喫したら、再びバスに乗って天橋立方面へ。
日も傾いて来て、そろそろ旅路も終盤。あとは大阪へ帰るだけですが、もう少し続きます。