おしゃれな"タンゴ"の旅 ①
3月18日。
3月生まれの僕はこの日、誕生日のプレゼントとして、プチトリップに連れて行ってもらえることになったのです。行き先は当日まで教えてもらえません。
まずはこれに乗るよ、と。ふむ?城崎温泉に行くのか?
まだ行き先は知らされません。城崎か、天橋立方面か・・・
ちなみにこの時、初めて289系に乗車しました。普段からよく683系には乗るので、あんまり新鮮味は感じないですね^^;
こうのとりを降りたのは福知山。どうやら、京都丹後鉄道に乗るようです。
『臨時』と書かれて停まっていたのは、観光列車の丹後くろまつ号。
今回はなんと、この列車への乗車をメインのプレゼントにしてくれました!
京都丹後鉄道は初乗車なのでそれだけでも嬉しいのに、まさか観光列車とは!
しばらくしてドアが開き、車内へ。
4人がけと2人がけのテーブルが並ぶ、ちょっと大人な雰囲気。
観光列車とはいえ、一般車としての運用もこなせる仕様(JRでいえば、飯山線の「おいこっと」のような)なのだろうと想像していたので、この雰囲気にはびっくり。
僕が想像していたスタイルの車両もいるみたいで、後ほど乗車することにはなるのですが、丹後あおまつ号がそれに当たる列車ようです。
福知山を出発してしばらくすると列車の案内があり、その後ブランチの提供が始まります。
まずは、
・筍とアスパラガス、但馬鶏のキッシュタルト
・地物季節野菜のピクルス 薔薇のビネガー風味
と3品のプレート。
キッシュもピクルスも大好きな僕は早速ウキウキ。コンソメスープは、牛のくどさがない、思ったよりさっぱりしたお味。薔薇というのが僕のバカ舌ではちょっと分からなかったのですが、酢の効いたピクルスも、パリッと美味でした。
ピルスナーは別で注文したものですが、京都丹後鉄道沿線にある道の駅 丹後王国「食のみやこ」というところで作っている自家製のビールなのだとか。
ピルスナーですが苦味はそれほど強くなく、キッシュやピクルスとともに美味しくいただきました。
天気も良く、穏やかな風景が広がります。
車内に戻り、列車は再び走り始めたところで追加注文。利き酒3種セットです。
右から
(い)純米吟醸 綾音
(ろ)大江山鬼退治原酒
の3種類。(い)の綾音はさっぱり飲みやすく、ぐいぐいいけてしまうタイプ。対して(ろ)の鬼退治は、まさに退治されてしまいそうな、ぐわっとくる濃いお酒。3勺飲むのもなかなかという感じでした。(は)は再びさっぱり系。綾音よりは辛めですが、個人的には一番口に合う辛さ。どれも個性があって美味しいお酒でした。
最後にデザート。
プレートに乗っているのは
・福知山産 春イチゴと氷上牛乳のミルクムース
・豊岡産 コウノトリ米のクッキー
の2品。飲み物は紅茶(デフォルトでは丹鉄コーヒーという沿線をイメージしたオリジナルコーヒー)をいただきました。
ムースの方は、牛乳の甘さとイチゴの酸っぱさが絶妙で、上に乗ったメレンゲと合わせて、ずっと食べていたい幸せな一品。記事を書いていたら、また食べたくなってきました。クッキーも、やはり小麦粉と米粉では風味が全然違って、くどい甘さもないのでパクパク食べたくなる美味しさでした。
丹後くろまつ号、福知山からの1時間50分、非常に素敵な時間を過ごせました。初めての京都丹後鉄道がこんなに楽しいものになるとは、思ってもみませんでした。
最後に、先ほどの引換券で自家製ソーセージを。
これ、本当にビールが欲しくなるお味・・・
さっきもお酒は飲んだし、と相方共々ソーセージをチョイスしたのですが、一人2本つけてくれるなら、僕はビールにしても良かったかも。。地ビールで食べる自家製ソーセージなんて、贅沢すぎやしませんか。これはまたリベンジしてもいいかもしれません。それくらい気に入りました。
最高のプレゼントだった丹後くろまつ号。心底満喫しました。
でも、まだまだお昼。旅は続きます。あぁ、本当にいい旅!!
続きます。