テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

七尾線に快速が!モントレージャズ号を撮る。

石川県七尾市で開催された「モントレー・ジャズフェスティバル・イン・能登」というイベントに合わせて、臨時快速モントレージャズ号が運転されました。
この「モントレー・ジャズフェスティバル・イン・能登」というイベントについては詳しく知らないのですが、七尾市の友好都市である、アメリカのモントレーで開催される「モントレー・ジャズフェスティバル」の名前を借りて行われるイベントなのだそうで、今年で29回目を迎えたそうです。
今回撮影しに行ったモントレージャズ号も毎年運転されているようなのですが、現在の七尾線では滅多に見ることのできない快速ということで、ぶらっと撮影に出かけた次第です。

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今回撮影ポイントに選んだのは、中津幡本津幡間にある陸橋付近。
今回のメインはモントレージャズ号とはいえ、そもそも七尾線の車両たちを沿線で撮影したことはおよそなかったので、これはいい機会とパチパチ収穫。

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決して本数が多い路線ではないながら、本番までの間にくる車両たちをあっちこっち移動して構図を試しながら撮影します。
何の気なしに撮っていたら、通り過ぎた後にW32編成じゃないか!と驚いた一枚。
まだ未更新のまま走っていたんですね。これはラッキー。

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このポイントは、下り列車だと逆光になってしまって、顔が暗くなりがち。
この日は朝から雲が広がっていて、あまり強い影響を受けることもありませんでしたが、雲間から時々顔を出す太陽くんに、出るか出ないかはっきりして!!と不満を垂らしながらの撮影となりました。

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モントレージャズ号は調べたところ、毎年415系が充当されているようですね。
あわよくば521など・・・なんて思いながら、実際撮影するとどのくらいしっかり幕が見えるのかを確認。
見た目はどこにでもいる113系なので、みんな同じ色になってしまった今、急行型の末裔が残っていたりする七尾線ではあまり目立った存在とはいえないこの415系800番台も、実はかなり高齢。
種車時代から考えると車齢50歳を超える車両もある、非常にベテランの選手です。
113系最初期の車両をルーツに持っていたりするので、いやはや、相変わらずJR西日本の車両保ちの良さには驚くばかり・・・。

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で、本番。
例年通りの415系800番台での運転で、「UFOのまち羽咋号」ラッピングのC06編成が充当されました。
結局太陽は雲に隠れたので、顔が潰れることはなかったものの、全体的に明度の低い写真になってしまいました。
かろうじて「快速」幕はわかりますね。ひとまず目標は達成です。
七尾線の電化20周年を記念して施された、沿線の街のPRラッピング編成も、残すところこの「UFOのまち羽咋号」を残すのみとなりました。
見た感じ、地色の茜色もかなり褪せてきているので、入場、ラッピング解除もそう遠い話ではなさそうです。記録できてよかったよかった。

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この日のメインは撮り終えましたが、しばらく待てば観光特急の「花嫁のれん」も撮ることができそうだったので、もう1時間ほど待機。
その間にもう一本普通列車がやってきました。この日何本目かの413系ですが、おっとこれは、最後尾にクハ455が連結されている編成ではないですか!

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迷わず後打ち。
少し広めの片開き扉と、その間に並ぶユニット窓。純正のクハ455形ではないものの、国鉄急行型電車の雰囲気を今に伝えるとても貴重な存在です。
車内こそ413系に合わせた仕様に改造されているようですが、今や普通列車では見ることができないであろう洗面所(トイレではなく!)が残っていたりと、乗っても撮ってもアツいこの車両。今度は車内見学もじっくりしておきたいところです。

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そして、締めに「花嫁のれん」。金沢駅で眺めたことはありましたが、走っているところを見るのは初めてでした。
観光列車、しかも気動車だからまったり来るかなと構えていたら、なかなかの爆走で過ぎ去って行きました。
JR線内の七尾線は特にこれといった車窓を望めるというイメージがありませんが、それでも一度くらいは乗ってみたいですね。北陸新幹線の開業特需もいい加減引いただろうと思うのですが、それでも乗車率はいつも高いようで、感心します。

と、以上で撮影終了。
雲が太陽の光を遮ってくれている時間が長かったように思うのですが、それなりに日焼けなんかして、充実した半日を過ごしたのでした。
やっぱり撮影は楽しい!1ヶ月に一度は行きたいですね、やはり。
次なる撮影はいつ、どこになるのか。今から楽しみになってしまいます!