テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

サンダーバードを撮る!

中学高校と大阪に住み、大学生の今は金沢にいる私。
大阪と金沢を結ぶ列車といえばやはり特急雷鳥、そして現在では特急サンダーバードが活躍しています。
サンダーバードなど待たなくても見ることができて、これと言ってわざわざ撮らねばならないという列車でもなく、なんとなく撮影に行った時に来たら撮る、くらいの存在。
金沢に来てからも、北陸本線沿線に撮りに行くことなど一度もしたことがありませんでした。

しかし。数年前から始まった683系の更新は瞬く間に進み、今や見慣れたグレーの塗装もなかなか見られなくなって来ました。
特に、流線型の先頭車を持つ0番代などは残すところあと一本というところまで来ていると聞き、これは一回くらい記録しておかんとなと出かける決意をしたわけです。

と、いうわけで。
もう3週間近く前の話にはなりますが、この日はタイミングよく681系の量産先行車であるW01編成もやってくるとのことで、まずは加賀笠間~美川間でそちらを狙うことになりました。
「未更新、そろそろやばいよ」というのを教えてくれた大学の友人と共に、笠間から線路沿いをポテポテ歩いて15分ほど。線路を越える陸橋を最初のポイントとしました。

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列車をバックに、金沢から先の建設が進む北陸新幹線の、用地を示す標を。
奥を走る521系からJRの文字が消されるのも、そう遠くない話ですね。

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用地を示す看板だけでなく、建設工事は着々と進んでいます。
今更延伸なんて本当に必要なのかなぁと、各地で進む新幹線計画には疑問が付きまとうのですが、こうして建設している姿は壮観。彼方まで並ぶ大型クレーンの姿に、すげえ、、とは思ってしまいます。

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さて、今回のポイントからは、こんな風に北陸本線を望むことができます。
どのように撮るかを試行錯誤しつつ、お目当の列車を待つ時間は撮影の醍醐味です。

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決して本数の多いとはいえない北陸本線。貴重な練習電は681系のしらさぎでした。
こうして遠巻きに見ると、しらさぎサンダーバードもあんまり関係ないなとか思ったり。

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サンダーバードしらさぎをわざわざ撮影に行ったことがないのだから、521系もおよそまともに撮ったことがありませんでした。
今となっては似たような顔が大阪でもたくさん走っていますので、なんとなくレア感は薄め・・・

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ここに着いてから待つこと30分ほど。お目当1本目のW01編成がやって来ました。
後ろについている付属編成も681系で、図らずも統一された綺麗な姿で撮れました。
フォーカスをマニュアルにして撮ったのですが、やはりまだまだ腕が足りない。拡大して見るとどこにもピントが合っていない写真になってしまったので、この編成も先は短いですが、早めに再履修しておきたいところ。

お目当が撮れたので、このポイントからは撤収。
列車移動を挟んで、次の場所へと向かいます。

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途中、小松でちょっと寄り道。
金沢に来る途中で見に来た以来、1年以上ぶりにやって来ました。
言わずと知れた土居原ボンネット広場のクハ489-501ですが、少し前に、クハ481形のクリーム帯入り赤スカート=通称サンタスカートの姿へと変身しました。
最初こそ「こんな改造する必要あるんかな?」とか思っていましたが、クハ489とは想像以上に相違点の多い姿を見学でき、これは興味深いもんだなぁと。
懐疑心を持ってすみませんでした。。

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さてさて、未更新の683系0番代を狙うポイントへ。
こちらは動橋~加賀温泉間で、動橋から歩いて数分の場所。
先ほどよりも目当の列車までの時間がなく、直前に一本しらさぎが来ると、およそぶっつけ本番のような形で列車がやって来てしまいました。

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で、出来上がりがこちら。
右も左もカッツカツのギリギリセーフといった感じですが、撮れたからよし。
先ほどのW01編成同様、後ろの付属編成も未更新編成だったため、統一された綺麗な姿をカメラに収めることができました。
いやはや、まさかこの色を見られなくなるぞという時が来るとは。
しらさぎの681系や、くろしおで走る289系などで似たような塗装を見ることはできますが、それはそれ、これはこれで考えるとやはり時の流れというものを感じます。
まあなんせ、ちゃんと記録できてよかった。

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最後に、上りのサンダーバードも来そうだったので、回収してから帰途につきました。
いわゆる面縦という構図はあまり得意でないのですが、自分にしてはいい感じに撮れたので、気分良く帰ることができました。

サンダーバードをメインにして撮影に出かけるなんて本当に初めてでしたが、たまにはこういうのも面白いかもなと。
そもそも撮影をメインに出かけることが少なくなりつつありましたが(ここ最近は乗りが主軸)、ほんの少し撮りの部分が再燃し始めた今回の撮影でした。

以上です。