テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

呑め!食え!Shu*Kura・おいこっとの旅 ③

午前中からお酒を飲んで、気持ちよくなってきたところで越乃Shu*Kuraは終点の十日町に到着しました。

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駅名標と一緒に。
正直想像していたよりも充実して、とてもとても楽しめた越乃Shu*Kura
絶対また乗りたいです。今度は違うコース、柳都Shu*Kuraあたりに乗車するのもありかなと。

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隣のホームには、ここから先、長野までを結ぶ観光列車「おいこっと」の車両も留置中。
越乃Shu*Kuraが青基調で寒色のシックな佇まいなのに対して、おいこっとは温かい田舎を想像させるような、アイボリーとえんじ色の暖色系の組み合わせ。
対照的な組み合わせですが、だからこそ並びの美しさが際立つというもの。この日は、このコンセプトの全く違う観光列車を乗り継ぎます。

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おいこっとへ乗り継いで飯山線を南下する予定ではあるのですが、乗り継ぎに結構時間があるので、ちょっと寄り道。
初めてのほくほく線(車両自体は経験済みだけど)に乗車して、六日町までの間を往復します。

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今年で開業20周年(同い年!)のほくほく線。車両に記念がついていました。

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六日町までの間には、しんざ、美佐島、魚沼丘陵と3つの駅がありますが、そのうち真ん中の美佐島はこの通りのもぐら駅。
しんざ駅のすぐそばから入って、魚沼丘陵駅近くまで10キロ以上にわたって続く赤倉トンネル。トンネル内にはこの美佐島駅の他に、行き違い設備(現在は待避線使用の運用なし)の赤倉信号場も存在します。

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長いトンネルを抜けたら、米どころ南魚沼市
昨年夏以来半年少々ぶりに六日町に降り立ちました。

ここでは時間の都合もあって、到着後次に発車する直江津方面行きで折り返します。
すぐにとは言っても3~40分は時間があったので、駅に隣接している図書館へ。
何の気なしに訪れたのですが、とてもきれいでなんだか本も充実していて、すごくすごく羨ましくなった図書館でした。家の近くにあったら通うのに。
何より驚いたのが、かなり大勢の高校生が勉強していたこと。偉すぎか。テスト前とかだったんかな?

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さて、再び長いトンネルを抜けて十日町へ。
ほくほく線からおいこっとを目指してJRのホームへ向かっていると、なんだか青い車両が見えたので見に行ってみると・・・やっぱりこれでした。
この塗装は、かつて飯山線に在籍したキハ52やキハ58、キハ40などに施されたいわゆる飯山色で、車体に書かれた"VOITURE AMITIE"という文字は、1995年頃まで書かれていた「友情の列車」という意味のフランス語。
キハ110も様々な復刻塗装を経験している形式ですが、この飯山色は個人的に結構似合っていると思うカラーです。

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なかなかキハ110に会う機会も多くないので、通常のこの色もしっかりと撮っておきます。
個人的にはこの形式好きなので、JR東日本管区のあちらこちらに存在するこいつらを色々乗りに行ってみたかったり。左沢線のキハ101や、元急行用のキハ110系0番代、陸羽西線の眺望車仕様などなど、気になるものを挙げだしたらきりがない・・・

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そして、そんな多くの顔を持つキハ110の中の一つがこれ、飯山線の観光列車「おいこっと」。
東京の真逆である田舎をイメージして、TOKYOを逆さに読んでOYKOT→おいこっと。なかなかユニークな名付け方ですね。
Shu*Kuraとの対比でも少し触れましたが、「日本のふるさと」と言われてなるほどと思うような、なんだか温かい、アイボリーとえんじ色の組み合わせはとても落ち着きます。

これに乗って飯山線を進んでいきます。次なる観光列車はどんなものでしょうか。
楽しい観光列車の旅、もうちょい続きます。