えちぜん鉄道乗りつくし
タイトルそのままですが、えちぜん鉄道に乗ってきました。
まずはここから、勝山永平寺線の列車に揺られます。車両は1両編成のMC6100形。
かつては愛知環状鉄道で活躍した車両ですが、その当時と今とでは塗装が大きく異なり、イメージもかなり違う印象です。
ところでこの景色。
北陸新幹線福井開業に伴って生まれた、現在の新幹線高架上にある仮ホーム。
2年前の春に訪れた際にはまだ地上の駅でした(こちらも暫定ホームだったそうですが)。新幹線の景色を先取り・・・東海道新幹線建設中の阪急上牧駅などを利用した人々も、こんな景色を見たのでしょうか。
しばらく電車に揺られ、終点の勝山へ。
勝山駅のそばには、何やら古そうな車両が。
全長7mほどの可愛らしい機関車でした。走っているところも見て見たいですね。
恐竜よりも石とかそっち方面の、地学的な展示に非常に興奮して、想像以上に博物館を堪能した後は、再び勝山永平寺線に乗って、福井方面へ引き返します。
そんな列車に乗り換えて、今度は海側、三国港を目指します。
三国港に着いた頃にはもう真っ暗。
なんだかレトロな雰囲気の駅舎は、大正時代の開業時から使われていた駅舎の部材を利用して数年前に改修したものだそう。
作られたレトロかもしれませんが、こういう雰囲気はかなり好きな私。
電車から漏れる光と合わせていい眺めです。
さて、福井口からここまで乗ってきたのはMC7000形。
顔だけ見たら本当に、誰じゃお前は、と。
外観は側面や尾灯など、見る人が見れば・・・くらいの面影しかないものの、車内に入ればこの通り。顔や制御機器の改造にはお金をかけたけど、中身にはほとんど手をつけていないのではないかと思うくらいに国鉄の匂いがします。
ちなみに私は飯田線時代の119系に乗ったことがないので、当時との細かい差異についてはわかりません。
車内で一番大きく変わったのはこの部分ではないでしょうか。運転台です。
もともと全面窓の上下が黒く塗装されていたせいかあまり高運転台というイメージがないのですが(105系や119系のこのデザインはそもそも、窓を小さく見せないようにというデザインだったようですから、その点では成功しているのですね)、実際は結構高い位置にあったようです。
これを客室と同レベルまで下げたことで全面窓も下に大きく下げる必要が出て、MC6000形に準じた現在のお顔になった、ということらしいです。よく知らないけれど。
MC7000形は119系時代から制御機器が大きく変更されて、VVVFインバーター制御の車両となっています。そのため、発車時に聞こえる音などはとても国鉄の車両とは思えない感じ。しかし、どうやら台車などは流用している様子。
こんな、分かる人にはわかる119系の面影が感じられるMC7000形に会いに行くだけでも、えちぜん鉄道を訪れる価値はあるのかななんて思ったり。
その友人はまだ姿を新たにした現在の119系は見たことがないそうなので、また機会があったら、そいつとともにえち鉄に乗りに行こうかなと思います。
以上です。