テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

年末に松山へ行った話。 ②

勝山に登りまして松山城を見学。
天気は今ひとつでしたが、松山市内を眺めていい気分です。

さて、県庁裏から登ってきましたが、下山はロープウェイ方面から。
リフトの下の道をとぼとぼ歩いて、途中で東雲神社にお参り。

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神社の階段途中にある門にはニャンコが。

この後は僕がかねてより行きたかった坂の上の雲ミュージアムへ。
僕が本を読むようになったきっかけの小説がこの「坂の上の雲」で、2009年から2011年まで、3部に分けて年末にNHKでドラマも放送されたりしました。
明治維新後、近代国家を目指し突き進む日本を描いた作品で、その主人公として登場するのが、伊予松山出身の秋山好古秋山真之正岡子規
物語の中盤から後半からは特に日清、日露戦争と当時の外交関係についての描写が主となっていくので、様々指摘がある作品ではありますが、僕は大好きな小説なのです。
そんな坂の上の雲を詳しく解説した博物館、心ゆくまで楽しみました。

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続いて、坂の上の雲ミュージアムの奥にある洋館、萬翠荘へ。
松山藩主の子孫によって大正11年に建設された純フランス風の建築で、当時の角界の名士や愛媛を訪れた皇族が必ず立ち寄られたという、相当立派なもの。
昭和60年に愛媛県の指定有形文化財となったのち、平成23年には国の重要文化財にも指定されています。

この萬翠荘の敷地内には、かつて正岡子規や、松山中学校に赴任してきた夏目漱石が過ごしたという「愚陀仏庵」を復元したものがあったのですが、2010年の豪雨で土砂崩れが発生し、全壊してしまったのだとか。。

さて、城から坂の上の雲ミュージアムほか、申し訳程度ではありますが鉄分のない観光をしました。
そろそろ帰りのしおかぜの時間が近づきつつあるので、JR松山駅方面へと歩を進めます。

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大街道から電車に乗ってやってきたのは大手町。
もちろん、このダイヤモンドクロスを見るためです。松山に来るたびに見てる気がする。
女の子を連れながらわざわざここに来てしまうあたり、救いがないですね^^;

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むふふ、こういうアングルで撮りたかったんですよぉ
伊予鉄は市内線と郊外線の一部を少しとったくらいしか撮影という撮影をしたことがないので、一度、伊予鉄メインでがっつり松山に行きたいです。
なんだかんだでいつも伊予鉄はついでになってしまいがちなので・・・

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大手町からJRの松山駅まではすぐそこなので、ポテポテ歩きます。
途中、この日何度目とも知れない坊っちゃん列車が来るタイミングだったので、なんとか車の切れた瞬間を狙ってパチリ。

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まだまだ松山に未練タラタラですが、時間がきたので帰ります。
帰りのしおかぜは、初乗車の8600系!!
振り子じゃない新型車両の乗り心地はどんなものかと、ワクワクで待ち構えます。

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宇和海との縦列停車。
2000系にもついに後継の新型気動車2600系の登場が発表されましたが、松山に2600系が配置される頃にはもう、松山駅は高架化されているかも知れないですね。
新生松山駅では今のような縦列停車があるのか、はたまた対面接続なのか、見ものです。

8600系初乗車の感想としては、結構揺れるなと。
8000系と同じ速度で走行しているのかとか、詳細は僕にはわかりませんが、カーブではかなり外側に引っ張られる感覚が強いイメージでした。
あと、カーブを通過した後に聞こえるエアーの抜ける音、これが結構目立つ。
よく考えると、新幹線を除けば空気バネによく車体傾斜方式の車両に乗ったのは初めてだったので、音や揺れの感覚が非常に新鮮で、より誇大して感じたのかも知れません。

西条あたりからは少し寝て、その後は順当に、岡山で新幹線に乗り換えて帰途につきました。
非鉄の子を連れていようと、結局鉄分豊富な旅になってしまった今回。僕にとってはとても濃く楽しいものになりましたが、果たして連れて行った子はどう思っていることやら。
しかし、一人旅をすることが多い私ですが、非鉄の子と共に行動するのもなかなか楽しいもの。向こうがOKしてくれたら、また連れて行きたいところです。