テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

夏休み最後の旅、碓氷峠。 ⑧

検修庫にて機関車たちと触れ合った後は、その裏に控える屋外展示場へ。

・・・と、その前に。何やら汽笛のなる音が。

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もしや?と思ってそちらへ近づいてみると、奥の方にヘッドライトが点いたロクサンを発見。これは・・・動いてる!!!

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近づいてきたところをパチリ。独特な音を響かせながら、ゆっくりと通過していきます。
これは・・・これは・・・!20年前に用途を失った彼らが、今もこうして動いていることにただただ喜びを感じます。やっぱかっこいいぜ、ロクサン。

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ごちゃついた連結面も魅力的です。

この後何往復かしていたようですが、あまり時間もないので今度こそ屋外展示場へ。
小雨が降り始めたこともあって、駆け足で見て回ります。
たくさんの車両が展示されていますが、(主に私の遅筆が原因ですが)時間の都合上、いくつかピックアップして紹介したいと思います。

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DD51 1。DD51といえば、国鉄ディーゼル機関車=当形式というくらいの名車だと思うのですが、これはそのトップナンバー機。
キャブ屋根の形状やヘッドライト、塗装といった様々な点で2号機以降とは随分と印象が違います。試作車を含めた0番台で現存するのは、この1号機のみだそうです。
後ろに連なるのは荷物車のキニ58 1と、キハ35 901。どちらも非常に特徴的な車両ですね。キハ35の方はステンレス試作車ですが、国鉄気動車でステンレスというのはなかなかの違和感がありますね。

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屋外展示場のそばには留置線が。
ロクサンは体験運転用の動態保存車で、特に真ん中に写る25号機などは結構綺麗。
で、その隣の189系はもう、かわいそうなくらいのボロボロ加減。
屋外に放置されているのだから仕方のないことではありますが、彼もまた、碓氷峠を支えた大切な車両の一つ。綺麗にしてあげたいところです。

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全部で16軸もあるこの車両は操重車のソ300。
橋梁の架橋工事のために使用された車両だそうで、比較的最近の2000年(といってももう17年前ですが)までは現役だったようです。
多軸車、実際に動いているところを見て見たいです。どんなジョイント音がするんだろう・・・

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またしてもロクサン。その初号機。
ヘッドマークを掲げ、旧型客車と連結して展示される姿は、汎用機関車のように見えます。
試作車であるこの車両は、先ほどのDD51同様に、スカートまわりやテールライトの形状など、量産車との差異が見られます。塗装はぶどう色より青い直流電気機関車色の方が好きですが、スカート形状はこのカーブを描く感じが好ましいです。

まだまだたくさんの車両が展示されている屋外展示場。
後もう少しだけ見学してから、帰途につこうと思います。

続きます。