テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

夏休み最後の旅、碓氷峠。 ⑦

トロッコ列車シェルパくん」で、横川の碓氷峠鉄道文化むらまで降りてきました。
さて、早速文化むら散策です。たくさん写真を撮りましたが、全部載せていたらきりがないので、厳選して。

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やはり、真っ先に目につくのはクハ189-506。
屋外展示のため痛みも随所に見えますが、凛々しい顔、最高の国鉄色。自然とにやけてしまいます。
HMは「あさま」ですが、側面の方向幕は「急行 妙高直江津」となっていました。・・・急行?
189系の「妙高」というと北陸新幹線の金沢延伸開業で廃止された快速が記憶に新しいですが、急行時代の妙高189系が充当されたことはあったのでしょうか?

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189系の手前には66.7‰の勾配とアプト式の再現が。
人が登るにはさほど急な坂とは思えないですが、これを鉄の塊が登るのには相当な工夫と技術進歩が必要だったわけですね。

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続いて、庫内に展示されているEF63 10。
これを撮っていた頃の僕は、それはもう大興奮だったはずなのですが、今この記事を書こうとしていると、手前に写っている豚?の遊具が気になってまともに文章が思いつかなくなってしまって困ります。

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庫内奥に佇んでいるのはEF62 54。
横軽粘着運転化の立役者というとやはりEF63の名が上がりますが、同じく横軽の粘着運転化に際して開発され、碓氷峠の特殊な環境に対応しつつもその前後においても直通して運転可能だったEF62は、これまた僕の心を鷲掴みにした車両でした。
初めて知った時は、日本唯一のC-C配置の台車という特殊性に惹かれたように思います。

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信越本線に関係のある列車、ない列車、様々なヘッドマーク
シュプールといえば、冬の北陸というものを初めて経験しまして、これまたほとんど経験のない、ウィンタースポーツに興味が湧き始めているところです。

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さらに奥(別棟?)には、アプト時代の機関車、ED42 1が鎮座。
EF63と同様に横軽限定で運用された機関車ですが、アプト式であったり、第三軌条方式の集電だったりといった、ロクサン以上の特殊要素が盛り込れているこの車両。
EF63も外観からして独特な装備を多々持ちますが、このED42と比べるとよっぽど普通の機関車らしさがありますよね。

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車体下部にチラッと見える歯車。これがラックレールと噛み合って、急勾配に立ち向かってたわけですね。
こんな重装備を有さねば越えられなかった峠を、ロクサンはより速いスピードで、軽々と登っていったのですね。技術の進歩ぱない(語彙力不足)
一度は動態復元されたそうですが、現在はもう自走できないのでしょうか。

検修庫をそのまま転用したというこの建物。整備や検査のために使用していたのかな?というような機器もあり、この施設が横川機関区跡に作られたことを実感できました。
ちなみに、ここにはEF63と189系の実際の運転台を使用したシミュレーターがあるのですが、189系の方は故障中、ロクサンの方もお値段的に躊躇してしまって、プレイせずじまいでその場を離れてしまいました・・・

さて、次は展示館の裏にある、屋外展示場の方へと向かいたいと思います。
続きます。