テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

2日目 夜の北海道を行く。

3月13日。札幌から夜行急行はまなすに乗り込み、青森を目指します。

イメージ 1
減灯され、夜行列車の雰囲気が高まります。

イメージ 2
うとうとしつつ、ふと外を見たらばそこは長万部。順調に函館本線をなんかしていきます。

イメージ 3
寝ず起きずな感じで夜行列車を過ごし、気がつけば函館。時刻は日をまたいで3月14日の午前3時ごろ。
機関車の付け替えなど諸々のため、1時間停車します。通常は30分程度の停車なのですが、最末期となったこの頃は時間変更が行われていました。

イメージ 4
これは函館駅到着直後の様子。
三脚を持ってこなかったので、ISO感度を上げつつ手持ち撮影。ザラザラですね、、
奥の方にはまだDD51が連結された状態です。

イメージ 5
しばらくすると、切り離されたDD51が14系の横をすり抜けてきました。

イメージ 6
目の前で一旦停止したのち、五稜郭方面へ去って行きました。
これが青いDD51を見る最後の時なのではないだろうかと考えると、この時はもちろん、書いている今でも思いますが、やはり寂しい気分です。

イメージ 7
30分ほど経つと、ここから先を担当してくれる機関車であるED79が到着。
大勢に見つめられながらの連結作業となりました。
ところでよく見ると、ヘッドマークがいわゆる「白なす」でした。もしや運が良い?

イメージ 8
こちらは函館駅のコンコースにて。
去りゆく列車の案内表示と、「物語がはじまる」ことをPRする横断幕。
時代は変わって行きますね(なんと陳腐な言葉・・・)

イメージ 9
これもコンコースにて。・・・すべてこの春で去っていった列車です。
カシオペアがかろうじて、少し形を変えて名前を残してはいますが、、

さてさて、ED79が連結されると列車はすぐに発車時刻を迎えます・
列車はここまでと逆向きに発車。座席は進行方向と反対に向いたままですので、ちょっとムズムズした感覚。
そのムズムズにも慣れてくると、再びうとうとタイムです。

特に車内放送もありませんから、いつ入ったかもあまりわからないまま、いつの間にか長い長い青函トンネルを走行。
この日の朝到着した北海道、人生初のJR北海道ともお別れです。

イメージ 10青函トンネルを抜け、北海道新幹線との共有区間となる部分から外れ、JR東日本管内に入る頃には空もうっすらと明るくなり始めます。

イメージ 11
陸奥湾沿いに走り、海が見えてくるあたりで日の出を迎えました。
天気も良く、なんとも気持ちの良い日になりそうな朝です。はまなすの車内でこの日の出を拝むと、普通の日の出の何倍も良いものに見えてしまうのでした。

イメージ 12
そして、青森に到着。
人生初青森!初東北!そして、はまなすとはこれでお別れです。

イメージ 13
青森ベイブリッジをバックに、はまなすHMを掲げるED79を。

終着駅青森に到着した急行はまなすは、テキパキと引き上げる準備に入ります。
という様子は、容量オーバーなので次回にまわすこととします。
また乗りたいな、というのはかなわぬ列車ですが、最初で最後、本当に乗れてよかったと心から思う一晩でした。