テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

2日目 四国鉄道文化館

アンパンマン列車に乗って伊予西条駅に到着しました。
この日の宿泊ポイントに移動する前に、四国鉄道文化館によることにします。
開館当時から何度も足を運んだところですが、南館開業以降は初めてとなります。

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まずはかつて何度も来た方、現在の北館から。

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おお、、、久々にこの並びを見てテンションが上がってしまいます。
小さい頃は「DF50ってなんや、機関車とか見てもつまらんわ!」と思って0系の方ばかり眺めていたものでしたが、今やDF50は僕のお気に入り機関車の一つです。

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以前より展示されているものが増えたように感じました。
かつても展示物は頑張ってかき集めてきた感があったように記憶していますが、今もその雰囲気がなんとなくあって、でもその凄すぎない感じが結構好きだったりします。

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初めてこの車両を知った頃、当時はまだこの車両の魅力というものに気づけていなかったわけですが、しかし唯一車籍を持っており本線走行が可能という話を知って感動したのは覚えています。
いつか再整備されて客車引っ張って・・・なんて妄想をしたこともありましたが、いつの間にかこの鉄道文化館で静態保存状態になってから10年近く経ってしまいましたね。

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新幹線のない四国にも展示される0系。
「新幹線の父」と呼ばれる第4代国鉄総裁十河信二氏が西条市の名誉市民第一号であることにちなんで多度津からここへやってきたものです。
日本一遅い新幹線ことキハ32系鉄道ホビートレインが隣に並んで展示されたりなんかもしていましたね。

他に客がおりませんでしたので、ゆっくりと色々眺めまわしまして、北館を後にしました。

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「ぽっぽ橋」なる歩道跨線橋が新しくできていました。
西条駅の南側へはそれぞれ東西にある踏切へ大回りしなければならなかったので、これは便利になったと感じる人も少なからずおられるのではないでしょうか。
そして、新しく開業した南館もこの橋を渡った先にあります。

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立派なロータリーに駐車場、広場、そして南館。
まるでシンボルのように、フリーゲージトレインが鎮座しています。

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ほほう、これがフリーゲージトレインですか・・・
FGTの第一、そしてこの第二世代はm予讃線にもかなり縁がありますが、まさか西条で展示に至るとは全く予想外でした。
FGTは第三世代の車両が登場し、主たる試験地を九州へと移しましたが、かなり苦戦を強いられていましたね。
九州新幹線長崎ルートの一部や北陸新幹線敦賀以南などFGT方式を採用して建設する計画がありますが、果たして実用化に結び付けられる路線はあるのか、さらにはそんな路線を建設する必要があるのかというところまで、なかなか興味深いです。

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軌間可変の要である台車。流石に複雑で特異な見た目をしていますね。
FGT事業においてやはりここが苦戦するポイントなようで、この台車も二代目FGTに於いて何度も履き替えられてたどり着いたスタイルだそうで。
車体自体はE3系のような雰囲気でそれほどの厳つさはないのですが、台車が激しくFGTであることを主張してきます。

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銘板などなど。
平成19年生まれとなると今年で9歳ですから、試験車両とはいえ短命だったわけですね。
自重が45.0tとなっていますが、この車体重量をいかに減らすかというのもFGT事業における重要課題です。

さて、初めて見るFGTに興奮して随分眺めまわしたのですが、そろそろ南館へ入ってみましょう。
続きます。