1日目 肱川を眺める
大洲市は日本全国に結構ある「小京都」シリーズの一員で、『伊予の小京都』と称されます。
「小京都」って多いよなぁと思って調べてみると、小京都と称される地域が集まって、「全国京都会議」なる団体が結成されていたりするようです。
撮影をするため、大洲城へやってきました。
復元されたものは鉄筋コンクリート造りなのをよく見る(当時の資料が残っていないなど様々な理由故なのでしょうが)ので、木造というのは好印象ですね。
明治時代に撮られた写真や、内部構造の資料などがしっかりと残っていたことが正確な復元の助けになったようです。
さて、列車がやってきそうなのでカメラを構えてみます。
渡っていくのはキハ54。
本当は列車の後ろ側に見える赤い屋根の建物辺りからこちら側を向いて、大洲城をバックに撮影したかったのですが、そこまで歩いていくのは少し時間がかかりすぎてし合うので断念。
今度来る時はレンタサイクルなりなんなりを手配して行ってみようと思います。
しばらくすると、今度は宇和海17号が通過。
このような俯瞰写真を撮るとき、車両の大きさがどのくらいになるようにズームを調整したら良いのかイマイチわかりません、、
試行錯誤が続きます。
どう撮るか迷って唸っていると、「もしよろしかったら・・・」と声をかけられました。
この旗を振ってもらえないか、とのこと。
こんなの、楽しまなければ損です。むしろ振らせてほしいというくらいで、旗を一本借り受けました。
旗の準備も完了し、どう撮るかはまだ悩むところですが、しばらく待つうちに音楽が聞こえてきました。
伊予灘ものがたりから聞こえてくるBGMです。
他の旗ふり隊の皆さんは旗を構え、僕はとりあえずカメラを構えます。
まず一枚。
観光列車伊予灘ものがたりは、これでもか、というくらいゆっくり橋を通過していきます。
あんまりゆっくり通過するので、旗ふりと撮影を交互に行っても余裕を持って色々な構図が試せてしまいました。
引いてもう一枚。
連写とかはしていないのですが、ぜんぜん進んでいないのがわかります。
一旦カメラを置いて、旗ふり。
しばらく振って、列車がある程度移動したところで再びカメラを持ちます。
今度はアップ気味に。
大洲城の職員?(声をかけてくれた方)の話によると、列車の方からこちらを撮影するフラッシュが見えたりすることもあるのだとか。
伊予灘ものがたりが走り去り列車歓迎ムードも落ち着くと、旗ふりに参加した観光客の皆さんや職員さんはそれぞれ散ってしまい、そこに残るのは僕一人。
狙っていたのは伊予灘ものがたりでしたが、さらに獲物はもう一つあります。
それは、さほど待たずしてやってきます。
それはTSE!宇和海18号です。
この距離から見ても、量産車との違いがよーくわかります。
走り装置は量産車と変わらないとは言え、車齢やその特異性などからいつ消えてもおかしくないというような噂も絶えないTSE。
決してこの頻繁には来ることのできない地で走る彼を、この機会に、乗って、撮って、やれることはしておきたいのです。
川沿いを歩いてみたりすると、若干遠回りにはなるかもしれませんが、ちょっとしたお散歩には良さそうです。
伊予大洲駅へ戻ってきました。
駅には旧線経由でやってきたキハ54が停車中。
18きっぷなんかでこの辺りへ来ると、大半の場合はこいつかキハ32に乗車することになるでしょうが、オールロングシートの彼らで何時間も揺られるのはなかなかに大変だろうなぁとか思ったり(数時間かけて々列車で乗り通すという発想しかない辺りがやばいか?)。
今日はこのキハ54には乗車せず、松山方面へ引き返します。
何に乗って引き返すかと言いますと・・・
(無理矢理ですが)大洲城とツーショット。
引いてもう一枚。
こちらも、かなり小さくですが大洲城とのツーショットですね。
さあ、わくわくドキドキの観光列車の旅が始まります。
続きます。