テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

1日目 西へ

さて、バースデイきっぷの本領発揮です。

しおかぜ7号のグリーン席1番A席、つまり一番前の海側席に乗り込みます。

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おおー、前がみえるみえる。
カーブにさしかかると、それはもう面白いくらいに傾いているのがよくわかって、なにか遊園地のアトラクションに乗っているような気分になってきます。

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途中石鎚山駅では、上りのしおかぜ・いしづち16号と交換。

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多度津から2時間弱かかっているはずなのですが、前面展望を堪能しているうちにいつの間にか松山に到着してしまいました。

この日の夜は松山で一泊する予定でしたが、とりあえず一旦はスルー。このままさらに西へ向かいます。
松山から西へ行くのはかなり久々なので、結構ワクワクです。

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西へ向かう前に、松山運転所をちら見。
朝撮影した8600系や、普通列車仕様のキハ185系、そして松山駅3番ホームには観光列車「伊予灘ものがたり」が入線中でした。

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結構な人気列車になっているそうで、自称JR四国応援し隊の私からすると非常に嬉しいことです。
この列車は全車グリーン席という仕様になっている列車ですが、バースデイきっぷはもちろんこの列車もカバー。
つまり・・・ふふふふふ

さて、西を目指しましょう。

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ここから先乗る特急宇和海15号は、振り子式気動車の始祖、TSEこと2000系試作車が充当されています。
TSEは試作車らしく、見た目にも他の2000系とは特異性の目立つ存在ですね。
宇和島方先頭車の2000形2001号は、2000形の中で唯一全車普通車という点でも他とは違った車両です。

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宇和海の1号車(宇和島寄り先頭車)の前より数列は指定席になっていますので、ここでも1番A席をゲットしました。
黒い機器ボックスが若干視界の妨げにはなりますが、しかしやはり前が見えるというのは楽しいものです。

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デッキとの仕切りの上部には、ローレル賞、そして日本機械学会賞という賞を受賞したという証が貼付けられていました。
なんとなく鉄道車両を「機械」として認識したことが無かったので少し不思議な感覚にとらわれますが、世界で初めて振り子式を採用した気動車というのはそれだけ機械としての評価に値するということなのでしょう。

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(ぶれぶれですが・・)向井原の先で海線と分岐して、列車は内子線を経由する、山線へと入っていきます。

この山線、短絡ルートとして比較的最近建設された路線だけあって規格は高そうなのですが、その分かなりトンネルが多い印象でした。
しかし、フルパワーでガンガン突き進む列車の前面展望というのはこれまた最高に楽しい・・・(うっとり

再び海線と合流すれば、列車は伊予大洲に到着です。

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伊予大洲で下車。
松山からの所用は30分程。さすがに速いですね。

さて、この日の目的地に到着しました。
ここ伊予大洲で、しばらくぶらつこうと思います。

続きます。