テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

「ラ・マル・ド・ボァ」、「ノスタルジー」

今年5月頃に車両デザインやコンセプトがアナウンスされた、「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」に合わせた観光列車。
改造種車が213系っていうのがなんとなく僕の興味を惹きつけて、登場したら是非見に行こうと思っています。
その観光列車の名称が、昨日発表されました。
その名も「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」。この列車のコンセプトでもある「旅の道具箱=旅行鞄」を意味するフランス語だそうです。
先日実車も登場した、城端氷見線向けの観光列車「Belles montagnes et mer(ベル・モンターニュ・エ・メール)」に続くフランス語の列車名ですね。JR西日本ではフランス語が流行っているのか……⁉︎

この「ラ・マル・ド・ボァ」はせとうちエリア向けとのことで、宇野線などに顔を出すようです。
客室はイメージ画像を見たところ、最近の観光列車よろしく、窓側に向いたカウンタータイプの座席などが確認できます。
特徴的なのは、自転車を畳まずに車内へ持ち込めるように用意されたサイクルスペース。「自転車をそのまま載せていいよ!行った先で楽しんで!」という趣旨の列車は各地でちょくちょく運転されることがあるようですが(サイクルトレインしまなみ号なんかが思いつきます)、自転車搭載スペースを予め確保した車両というのはなかなか無いのではないでしょうか。ここのところ自転車が結構ブームになっているようなので、この列車を活用する人がたくさんいると良いですね。

そしてもう一つ。
岡山北部エリア向けの観光列車、「ノスタルジー」(これはオランダ語で表現したと書いてありましたが、そもそもオランダ語はフランス語からの借用語が多い上に、nostalgieはフランス語でも同じ意味のはずなので、結局はこれもフランス語の列車名ということに!)。
こちらの列車の運転計画は今回初めて知りました。
JR西日本のHPでプレスリリースを見ていたら、「岡山北部エリアへ向けた観光列車云々、、」という記事を見つけまして、なんだろう?とその記事を読んだのです。
するとそこには、何番煎じや!とかなりツッコミが入りそうですが、国鉄一般型気動車標準色風に塗装されたキハ47形のイメージ画像がありました。
最近やたらと多い、キハ40系列の「~風」塗装。僕自身は結構嫌いではないのですが、まあ増えすぎると有り難みは薄
れてしまいますね。
「レトロなタイムカプセルに乗って~」というコンセプトだそうで、レトロ→懐かしい外観→国鉄一般型気動車標準色風塗装ってのはわからなくもないですが…

しかし、この列車のポイントは見た目ではなく、やはり車内にあるようです。
それは何かというと、『栓抜き』。
復刻させるのそこかぁぁぁ!という、なかなか面白い手の加え方です。
大々的に車両を弄るのではなく、こういう細かいところで心をくすぐってくるのは、とても好感を持てます(笑)
今は茶色だったかな?のシートモケットも国鉄時代をイメージして青いものに変更するなどして、懐かしい雰囲気を作り出すようです。
あとは窓が開けられたら最高なのですが、こればかりは車両が更新を受けてしまっている以上どうしようもないですからね、諦めます……
津山線などが主な運用線区だと思いますので、津山の扇形機関庫に行く手段として使えたらいいなと考えているところです。

北陸では「花嫁のれん」や「べるもんた」の車両が登場し、岡山の観光列車も具体的な内容がアナウンスされ、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の車両デザインも更新発表されました(最初よりかっこよくなりましたね)。
「特別な」車両の話題が止まないここ最近、勉強のために室内に引きこもっていても、楽しくてワクワクが止まりません。

デザインといえば、683系のリニューアル車が登場したそうですね。側面だけかと思っていたら、顔にも青いラインが加えられ、なかなか男前になりました。
今回登場したのは4000番台なので両先頭車とも貫通型の顔ですが、0番台の非貫通先頭車はどう変化するのか、登場が楽しみです。

さらに、京都鉄道博物館のSLスチーム号。こちらも新製客車のデザインが発表されました。
博物館のイメージパースに描かれていた、旧型客車を模した車両を期待していましたが、どうやらトロッコ客車タイプの車両になるようですね。
デザインコンセプトは「レトロ」で、旧型客車のイメージを取り入れているそうです。確かに言われてみると、「往年の特急列車展望車のイメージ」とかわかる気がします。
鶴見緑地の花博の時からSLに引かれ続けた前代のスチーム号客車に続き、長く愛される車両になることを祈るばかりです。

と、岡山の観光列車の話からかなり逸れながら、長々と書き続けてしまいました。
文字ばかりな上に稚拙な文章でもうなんとも言えないアレなのですが、もしも最後まで読んでくれた方がいらっしゃいましたら、本当ありがとうございました。
なお、「ノスタルジー」がどこの言語だっていう話は知ったかぶりなので、間違ってたらこっそり教えてください。

スマホで書くのもなかなか疲れてきました(笑)
いい加減この記事は終わらせるとしましょう。

以上です。