テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

梅小路へ! ⑥

蒸気機関車館と東海道線(というか京都貨物駅?)の間にある留置線には、その日扇形車庫に展示されていない機関車やその他様々な車両が留め置かれています。

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いきなり蒸気機関車ではないものから。
京都鉄道博物館に展示されることになっているクハ103-1。吹田にいた頃見たのはスカイブルー塗装でしたから、環状線オレンジの姿は初めて見ます。
なんなら、この色の低運転台車を撮るのが初めてです。

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9600形9633。川崎造船製の1914年生まれ。
この頃同じく川崎造船では、戦艦榛名の建造が行われています。
同じ頃に生まれていても、太平洋戦争前後にそのほとんどが失われた軍艦達に対して、こうして今にも走り出すことが出来るような状態で残っているということに深い感慨を覚えます。もちろん、用途や生きる場所、そもそもの寿命が違うのだから安易に比較できるものではないのでしょうけれど。
奥にはC11 64の姿も見て取れます。

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こちらはC55 1。1935年に川崎車輛で製造されています。
日本全国(またもや四国を除く・・・『四国を除く』って多すぎ)に配置され、2次形は流線型のスタイルで製造されています。
どうしてもあの流線型のスタイルにかっこよさは見いだせないのですが、たぶんそれは中途半端に直線的な見た目に違和感を覚えるからでしょう。
やはり日本の蒸気機関車はこのカタチが一番です。

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2013年に再整備がなされたせいか、ぱっと見綺麗なオハ46 13。
以前はもう一両旧型客車(オハ33 48)がいたそうですが、そちらは6年前に解体されたそうです。
京都鉄道博物館のイメージパースのひとつにSLスチーム号の絵があって、それには旧型客車のような車両が蒸気に引かれているものでしたが、果たしてそれはこの車両なのでしょうか・・・

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扇形車庫の横に目を戻して、オハフ50 68。
原型の50系客車(改造された車両もだけど)はここでしか見たことがないのですが、こいつはこれといって見た目に突飛な特徴が無いというか、シンプルを追求しまくったような印象がありますね。逆にそのシンプルさが僕を惹き付けます。

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休憩所として車内が開放されているオハフ50 68。
家庭用クーラーが取り付けられている点を除けば、ほぼ原型だそうです。
車端にロングシートがあるあたり、普通列車向けの車両だったことがよくわかります。

さて、見られるところにいる車両はおおおよそ見終わりました。
この後は旧二条駅舎の中にある資料展示室へもどり、タイムリミットまでゆっくりと見学しました。
で、なんのタイムリミットかと言いますと・・・SLスチーム号の運転時間が迫ってきています。せっかく来たのだから、走っている姿を撮りたいですからね。撮影ポイントへと急ぎます。

続きます。