京都鉄道博物館の収蔵車両について
20日、来年春に開業予定の京都鉄道博物館に収蔵される車両が決定されたと発表がありました。
既に収蔵車両の一部が運び込まれている事もあり、なんか今更なニュース泣きもしますが・・・
本館、プロムナード、旧京都駅上家、扇形車庫、引込線と分けられた展示場内に、53両の様々な車両が展示されます。
では、内訳を見てみましょう。
まずはプロムナードから。
・C62形62号機
・マロネフ59形1号車
・スシ28形301号車
・クハ103形1号車
・クハ86形1号車
・モハ80形1号車
・ナシ20形24号車
・DD54形33号機
・0系(21-1、16-1、35-1、22-1)
「エントランスと本館をつなぐ、駅のホームをイメージした屋外スペース」というプロムナード。
ここには以上の12両が展示されます。103系を除けば他は弁天町から移動してきた車両ですね。
弁天町時代にも屋外展示だった車両が多いですが、0系は暗く狭いところに置かれているイメージが強かったですね。明るい陽の光のもと(屋根はありますけれども)0系を見られそうです。
ナシ20も貴重な車両だけに処遇を心配していましたが、ちゃんと残っていて一安心。
こちらでは食堂車営業は行われないのでしょうか。。
吹田工場の奥で留置されていた、スカイブルー時代のクハ103-1。
塗装は環状線オレンジに変更されましたが、仕様は引退当時のままのようですね。
続いて本館。
・230形233号機
・500系521形1号車
・クハネ581形35号車
・クハ489形1号車
・1800形1801号機
・EF52形1号機
・ワム3500形7055号車
・ヨ5000形5008号車
・EF66形35号機
・DD51形756号機
・キハ81形3号車
・100系122形5003号車
すでにニュースなどで建物内が公開された本館。
吹き抜け構造で広く明るい室内に、上記の12両が展示されます。
きたぐに時代にはB6編成として運用されていました。
一昨年2月に団臨を撮影した際に、編成中この車番だけなぜか撮影されていました。
編成の他の車両は解体されてしまったわけですから、そっちを記録しとけよという後悔もあります。
次は旧京都駅上家。
・EF58形150号機
・オロネ24形4号車
・EF65形1号機
・EF81形103号機
・スシ24形1号車
・スロネフ25形501号車
大正時代のトラス構造を利用して造られた屋外展示場。
京都駅のホームを模した展示場は弁天町時代にもありましたね。
電気機関車と客車で構成されるこの展示場、僕は生で見た事のないEF58がとても気になっています。
「特別な」やつで未だその姿を見せるトワイライトエクスプレスも収蔵。
スロネフ25などは、車内の見学が出来るのかに注目ですね。
現役時代の103号機。後ろの客車は第2編成ですが・・・
スシ24はキノコ形クーラーが装備されている車両ですから、それもまた嬉しいですね。
梅小路蒸気機関車館から引き継がれる扇形車庫。
・8620形8630号機
・C61形2号機
・C62形2号機
・D51形200号機
・C57形1号機
・C56形160号機
・B20形10号機
・1070形1080号機
・9600形9633号機
・C11形64号機
・7100形7105号機「義経号」
・C62形1号機
・D51形1号機
・C55形1号機
・C58形1号機
・D50形140号機
・D52形468号機
・C59形164号機
・C53形45号機
・C51形239号機
本線運転復活に向けて整備の進むD51 200が今の注目の的でしょうか。
それにしても多い!梅小路ならではの蒸気の量ですね。
動態保存機も多く、引き続き「SLスチーム号」も運行されます。博物館のHPではスチーム号のイメージに旧型客車のような車両が牽かれているのですが、これはいったい何を意味するのでしょう・・・
最後は引込線。
・オハ25形551号車
・カニ24形12号車
・オハ46形13号車
館外の営業線と接続され、現役の車両なども臨時で展示されるという引込線。
常設展示は上記3両で、検査台のようなところから屋根上を見られるとか。
やまぐち号向けに新造される新しい旧型客車や、トワイライトエクスプレス瑞風なんかのお披露目会なんかを期待してしまいますね。
電源車が常設展示されているのもなんだか面白いです。
以上の53両が収蔵車両として決定したという事で、やはり自分の好きな車両が保存されるというのは嬉しいですね。
皆さんの注目する車両はどれでしょうか?
来年春の開業が待ちどうしくてたまりませんね。