テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

北九州へ。④【スハネフ14をじっくり観察する】

九州鉄道記念館の車両展示コーナーに最近追加された"新車"。
それが14系寝台車、スハネフ14-11。
14系寝台客車はJR北海道所有「はまなす」用の2両だけで、今となっては綺麗に整備され、保存していただけるだけでも非常にありがたいことなのです。

さて、廃止直前の「富士・はやぶさ」以来お会いしたことの無い14系(寝)。
どきどきわくわくをなんとか抑えつつ、ご対面です。

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2013年中にも24系客車を見ては「バランスの取れた端正な顔」と勝手に評してきましたが、やはりこのシンプルかつ堂々とした顔は、かつて日本中の夜行列車を制した客車の王者の威厳がにじみ出ています。

では、乗車してみましょう。

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片側に配された通路と、二段式の寝台がずらりと並ぶ車内。

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ずいぶんとカラフルな寝台を、上段から見下ろすように。
小さい頃は二段ベッドなどでも上を選びたがったものですが、物事を色々知るようになると、やや広い寝台幅と大きな窓から車窓が見やすいことを考えて、下段を選びたくもなりますね。

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通路に潜む、収納椅子。
これに座って、ぼーっと車窓を眺めて一杯・・・(あ、俺未成年だわ。)
寝台列車は「サンライズーー」しか乗ったことが無い僕にとっては、これは旅情を引き立てる羨ましい存在です。

・・・という訳で、座ってみました(笑)

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(まぁ、足なんか組んでカッコつけちゃって・・・姿勢が悪い^^;)

カッコつけ粋りミスはおいといて、車内観察を続けましょう。

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上段寝台へ上がるためのハシゴは、なんと収納式。
横へ引くだけの超シンプルな仕組みですが、こうやって昼行時のスペースを少しでも確保しようとする小さな工夫が、日本らしくていいですね^^

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車番プレートもしっかり撮影。
毎年減っていく寝台客車の記号。大阪ではなんとか「トワイライトー」で見ることが出来ますが、この「スハネフ」という文字もやはり、国鉄の古き良き時代を感じさせてくれるものの一つです。

最後に、外に出て一枚。

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この、絶妙なブルーの車体。
闇の中、日本中を駆け巡った"ブルートレイン"に、触れることが出来てよかったです^^

寝台電車国鉄昼行特急の王も、しっかり車内を観察して来たので、それはまた次回にでも。
それでは、⑤へ続く!