究極のローカル線。
札沼線末端部リベンジは、無事にキハへの乗り継ぎを済ませ、順調に進んでいきます。
流れゆく車窓の一瞬一瞬を目に焼き付け、まるで自分の足で歩くかのような、鉄路を踏みしめて進むかのような気持ちで、旅を楽しみます。
雪に埋もれる、車掌車改造の待合室。
北海道を旅していると度々見かける、このスタイルの待合室。
ポツンと置かれた改造待合室のその姿は、古い木造駅舎などとは違った方向性で、旅情を掻き立てられる趣があるなぁと、個人的には好きな存在です。
こちらもまた、北の鉄路を思わせる景色。
北海道のスケールを感じますね。
ここで、列車はしばらく停車します。理由はもちろん、列車の交換です。
駅舎も立派です。
駅前通り。
廃線後は「駅前」ではなくなってしまいますが、石狩当別から浦臼までは代替バスが新設されることになっているようですので、駅はバスターミナルなど、今後はまた違った姿となって、そこに向かうこの道も活躍してくれるといいななんて思ったり。
17分ほど待って、ようやく浦臼からの列車が近づいて来ました。
401と402、たった2両の400番台が、ここで並びます。
交換する石狩当別行きには、待合室にいた奥様方が乗り込み、決して多いとは言えないものの、利用者はいるんだよなと感じました。
スタフの交換風景。
平成も終わろうかというこの時代に、こうして人を介して列車が動くアナログ感。
いい画になりますね。
スタフが交換され、こちら側の列車の行く先が開通したので、いざ出発です。
再び小さな駅舎や待合室が可愛らしい駅に停まりつつ、浦臼までやって来ました。
そして。
かつて交換可能駅で会ったことをうかがわせるカーブの先に伸びる線路。
いよいよ、「究極のローカル線」へと突入です。
時刻は午前9時6分。
続きます。