テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

仮の姿の撮り納め。 ②

えちぜん鉄道福井駅、新しい高架駅に切り替わりましたね。
引き続き、仮高架の最後期を撮り納めてきた話です。

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新福井からは、高架に沿って福井口方面へと歩きます。
その道中で、新幹線用の高架が途切れ、地上との間をアプローチする部分がありましたので、そこでも一枚。
新幹線に転用する部分の高架はしっかりとした作りですが、このアプローチ線は、いよいよ仮設感がすごいです。
こんな簡単そうな作りに見えても、3年間列車を支えるだけの力があるのですね。

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福井口は地上駅ですが、これも3年間だけの仮駅。
北陸本線の高架下に、プレハブ作りの駅舎を構えていました。

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こちらがホーム。
背後に映る高架が昨日から使用が開始された新線で、奥にちらっと見える箱型の建物が新しい福井口駅舎です。

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駅のすぐそばにあるこの踏切は、高架化に伴い廃止、解消されることに。
なかなか交通量のある道に見えましたので、踏切解消の恩恵は大きそうです。
撮りたいなと思っていたMC7000形もようやく来てくれて、大満足。

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踏切廃止を伝える看板とともに。

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この踏切の東側には、3年前まで使用されていた、本来の地上線の跡が残っていました。この線路が使われていた時代を含めて、長らくこの道を横切って来たえちぜん鉄道の車両たちですが、その歴史にも幕が下されました。

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福井へは、列車に乗って戻ることにしました。
数年後にはこの場所にも新幹線の高架が伸びて来て、ここから空を望むことはできなくなってしまいます。
二つの高架に挟まれた仮の駅。変わりゆく姿を記録することができてよかったです。

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最後に、先ほどのアプローチ部を車内から。
奥には新しい福井口駅、左は北陸本線で、右がえちぜん鉄道新高架です。
この時はまだ切り替えの2週間前でしたが、新線にもすでに通電されていたようですね。信号が点灯しています。
次にこの場所から車窓を眺められるのは、北陸新幹線の延伸開業後。その時はまた乗りに来て、あぁ、ここの仮線を撮りに来たなと想いを馳せるかもしれません。

それほど縁のあった訳ではないえちぜん鉄道ですが、なんだかんだで旧線、仮線、そしてこれからの新線と、その移ろいを自分の目で追うことができています。
これからも新幹線建設に伴って変化していきそうな福井県。私が北陸にいるのもそう長くはなさそうですが、機会を作って観察していけたらなと思います。

以上です。