今年も北海道へ!
厄介な期末試験をなんとか乗り切り、ようやく春休み。早いもので大学生活も半分終わってしまいました。
さて、休みが来たなら旅に出る。
この春休みも昨年に引き続き、北海道旅行で幕を開けました。
2月20日、旅の初日のこの日は、ひたすら移動の日になりました。
北の大地へは、いつも通りの飛行機で。小松から新千歳までひとっ飛びです。
今回の飛行機は、昨年ちょこちょこ乗ったりカードのポイントで溜まったマイルを利用した特典航空券での搭乗なので、1円もお金を払っていないのが嬉しいところ。将来の夢は賢くマイルを使える大人です。
雪の舞う新千歳空港に降り立ち、早速列車旅の始まりです。
札幌からは、お顔が雪まみれの789系で旭川を目指します。
青函連絡特急としての役割を終えた789系基本番台編成は、昨年春のダイヤ改正よりこの通り、札幌から道央圏を結ぶ特急へと転身。
白銀の世界を、旭川に向かってひた走ります。
走っているところはすっかり変わってしまいましたが、車内はほとんど以前のまま。白鳥系統の廃止直前、急行はまなすなどと併せて乗りに来たのが懐かしいです。
途中、滝川のあたりで雪による視界不良で徐行運転になり、少々到着が遅れたりはしたものの、無事に旭川に到着。
去年来た時も思いましたが、旭川は本当に綺麗な雰囲気の駅ですね。
さて、各方面と旭川を結ぶ役者が一堂に会したところで、ここからがこの日のメインディッシュ!
色鮮やかなJR型が並ぶ中、一番左に堂々と佇む古豪。今回はこれに乗車します。
ライラックについて触れた時と同じ説明になりますが、札幌と道東を結ぶ特急オホーツクの一部が、昨年春の改正で系統分割。
今回は非常に嬉しいことに、この春での引退が報じられている、スラントノーズの初期車が先頭車を務める編成にあたりました。今回こうして対面できたのは、本当に運が良かったなと思います。
旭川を出たら、ちょっと早いですが晩酌タイム。
乗車している車両は、元サロベツ用で、シートピッチ拡大やコンセント設置が行われたハイグレード車。網走までは長い道のりですが、快適に過ごせました。
途中駅である遠軽では、駅の構造上列車の進行方向が変わります。
北海道は広大な土地に多くの路線が存在し、その多くが消えてしまった歴史があるので、その成り立ちも非常に興味深いものが多いです。
進行方向が変わったので、乗っていた車両が先頭に。
時間的に景色は期待できないとはわかっていたものの、せっかくなら一番前がいいと思ってこの席を指定していましたが、やはり一番前は楽しいですね。
北見や女満別を越え、終点の網走に到着。気温はこの時-10℃。
昨年旭川で-18℃を経験しているのでさほど驚きはしませんが、やはり寒いです。
この編成は翌朝早くに網走を出て行くオホーツク2号に充当されるため、早くもヘッドマークを回し、車庫へと引き上げていきました。
おそらく、これが僕がスラント車を見ることができる最後の時。北海道を訪れることができるようになったのもここ数年の話なので、キハ183系もあまり縁深い形式ではありませんでしたが、このように自分の目でしっかりとその姿を拝むことができたのは幸せなことでした。
スラント車はその保存を目指してクラウドファンディングが行われていました。
どうやらその第一目標は達成されたようで、2019年に安平町(石勝線の追分駅があるあたり)でオープンする道の駅に保存展示されるとのこと。
現在は第二目標である2両目の展示を目指して、さらなる資金集めが進んでいるようです。
さて、午後になってから小松を飛び立ったのに、あっという間に道東・網走に到着しました。
2泊3日のちょっと慌ただしい今回の旅。
中日になる2日目も、いい景色を見て楽しみます!続きます。