テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

さようなら、ヨーロッパ。

イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、そしてベルギーと、およそ一ヶ月に渡って巡って着たこの旅も、いよいよ帰国の時を迎えることとなりました。
そして、この旅をしていた昨年の夏休みから書き続けてきたこの記事たちも、ようやくこれで最終回となります。
ここのところ今ひとつ気力がわかなくて、記事も内容のない、テキトーなものになってしまっていたと思うのですが、最終回くらいはしっかりと文章を綴っていきたいと思います。

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ベルギー観光で最後に訪れたのは、EU本部。
EU欧州連合は、その名の通りヨーロッパの国々が集まって作られる統合体。
日本でもたびたびニュースで聞く言葉ですし、学校でも小さい頃から習いますよね。
EUに明確な本部というものは無いそうですが、ブリュッセルには多くのEU関連機関が所在し、欧州議会も本部のあるストラスブールではなくブリュッセルで活動の多くを行っていることから、事実上はここがEUの本部となっているようです。
この日は普通に平日でしたが、もちろん建物周辺はEU職員の方々ばかり。
そんな中で、ラフな格好で自撮りしているのはちょっと恥ずかしかった・・・

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EU本部までは散歩がてら歩いていきましたが、戻るのは地下鉄で。
車両はこれといって何という感じでも無いのですが、つり革が本当に革製で、なんだかオシャレな雰囲気でした。

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ブリュッセル北駅から国鉄に乗って、空港へと向かいます。

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20分ほどの乗車でブリュッセルエアポート駅に到着。
ヨーロッパの鉄道旅行も、これで終了です。

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さて、空港に着いたらさっさと重たいバックパックを預けてしまいます。
チェックインはオンラインで勝手にやってくれるので、手続きもパパッと終わりです。
「手荷物カウンター」という文字だけでも、あぁ、日本語だ・・・となりますね。

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(ブレてますけど)出国審査を受けたら、きらびやかな雰囲気の免税エリアでお土産なんかを物色して、いよいよ搭乗口へ。

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旅の締めくくりに、飛行機を眺めながらビールを。
一緒にベーコンのバーガーみたいなのも食べましたが、これがまた美味くて・・・
こういうところでものを食べると高いかなと思っていたのですが、案外そんなこともなく、ヨーロッパ最後の一服をしたのでした。

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帰国に際して搭乗したのは、成田行きのNH232便。
機材はB787-8。運行を開始したのはいつの間にやら6年も前となってしまいましたが、乗ってみたい乗ってみたいと思いつつ、この日まで乗ったことがありませんでした。B787型、初搭乗です。

21時過ぎ、久々に日本語がメインで使われる空間へと入り、ブリュッセル空港を離陸。ヨーロッパから飛び立ったのでした。

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機内食を食べたり、縁あってお世話になっている寄稿文集に今回の旅の紀行文なんかを書いたりして(そっちのはすぐに書きあがったのに、なぜブログはこんなに時間がかかるのか)、11時間ほどのフライトを楽しみました。

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成田空港着。ただいま帰りましたぁーーー!

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大阪へと向かう乗り継ぎの便までしばらく時間があったので、展望デッキへ。
ちょうど、日本の航空会社から消えて久しいB747-400を捉えることができました。
世界ではまだぼちぼち活躍しているB747-400ですが、それでもやはり後継機への世代交代は着々と進んでいるようで、日本へ飛来する本数も少しずつ減っているようですね。
成田や関空のような大きい国際空港へ行かないとなかなかみられない機種でもありますから、今回撮ることできたのはラッキーでした。

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というわけでして、ついに欧州旅行の記録を書き終えました。長かったですね。
先に言い訳をしますと、本当に色々なものを見て、経験をして、撮って、もう何から書いていけば良いのかわからないくらいだったんですね。
そんな思い出を、できる限りそのまま文章にしたいなと思っていたら、一つの記事を書くのにめちゃくちゃ時間がかかって、でもなかなか時間は取れなくて。
それでだんだん書く気力が失われてしまってるんだから本末転倒ですけれども・・・
とにかく、非常に、それはもう全くもって常ではない、非日常満載の旅でした。
気がつけば旅から帰ってきて4ヶ月強が経ってしまいましたが、それでも日々過ごす中で、ふと旅の情景を思い返してしまうような思い出です。
イギリスはロンドンやスコットランドはもちろん、今回行けなかった湖水地方にもまた訪れてみたいですし、新型客車に置き換わるカレドニアン・スリーパーにもまた乗りたいです。ドイツも非常に過ごしやすい国だと感じましたので、是非ともまた行きたいですね。今度はもっとしっかりドイツ語を勉強してから行くとしましょう。
ドイツに行くならば、渡り鳥ルートでデンマークなどにも足を伸ばしてみたいですし、スイスに行って氷河特急にも乗ってみたいですし、いつかはロシアなんかにも行ってみたいです。もう、行きたいところだらけ。

なんともひどくダラダラと記事を更新して行く形になってしまいまいしたが、ヨーロッパの美しい情景や街の雰囲気、そして列車たちの様子を、少しでもしっかりとお届けすることはできたでしょうか。
これらの記事を読んで、いいな、私もヨーロッパ行きたいな、そう思ってくれる方がいたならば幸いと思います。

では、長く拙文を並べ立てましたが、欧州旅行記をこれで締めくくりたいと思います。ありがとうございました。

以上です。