テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

ロンドン名所めぐり ②

ロンドンの様々な名所を見てまわった1週間の記録、まだまだ続きます。

かつて盛んだったテムズ川の水運を妨げないように、中央部が跳開する仕組みになっています。かつてはその構造を存分に活かし、一日に50回も稼働していたようですが、水運が下火になった現代では週に数回しか動かないという話も。
多くても一日2~3回だそうなので、橋の跳ね上げを見られるかは運が試されそうですね。
僕はかなりラッキーなことに、特に下調べもせず訪れた直後に橋の開閉を目撃することができました。

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あまり良いアングルではないですが、こちらはロンドン塔。
タワーブリッジのすぐそばにあり、橋の名の由来でもあります。
塔というよりはお城という雰囲気の強い場所ですね。英国王室の宮廷としても使われていましたが、その歴史の多くを牢獄や処刑場として歩んだ過去があるのだとか。

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タワーブリッジと、その一つ上流側にあるロンドン橋(「ロンドン橋落ちた」で有名ですね。)の間に鎮座する、軽巡洋艦ベルファスト
第二次世界大戦前の1936年に建造されて、朝鮮戦争に従事したのち、大英帝国博物館の分館としてここへ留め置かれました。
最近は日本でも、最近伸びてきているらしい某ゲームでこの船の名前も出てきているとかなんとか。

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そんなに自衛隊護衛艦を何度も見たことがあるわけではないですが、艦首の旗が旭日旗じゃないのがなんだか不思議な感じ。新鮮でした。

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ロンドンといえば、この赤い二階建てバスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。現在では奥に見える新しいタイプの車両がほとんどですが、今でも観光的な保存を目的として、この古い車両が走っています。
路線は限定されるものの、定期便として新しい車両と変わらない運用についているみたいです。「らしさ」を感じられるいいアイテムですね。

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こちらは、ロンドン交通博物館というところに保存されている地下鉄車両。
ロンドンの地下鉄とバスに関する博物館で、かつて使われていた車両たちが展示されています。

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ロンドン交通博物館は入場料が£16(学生なら£13.5)と、若干高いなという気もするのですが、ロンドンの交通に興味がある方は訪れる価値あり。
結構子供向けに作ってあるなという部分も多く見受けられたので、子連れでの観光にいいかも知れませんね。

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大きな砲が出迎えてくれるここは、帝国戦争博物館
先ほどの軽巡洋艦ベルファストは、ここの別館扱いということですね。
第一次・第二次世界大戦関連のコレクションを中心に、戦争の意義や負の面、戦略などといった、様々な観点から戦争を見つめた展示がなされています。

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ちょっと形式は忘れましたが、なかなかに人気を集めていた戦車。
実際に活躍した戦車や戦闘機などが館内のいたるところに鎮座していました。

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日本に関するものも。
戦争や政治についてこういうところであまり声高に発信するつもりはありませんが、この博物館を訪れて思ったのは、ただ闇雲に過去を否定するだけではいけないなということ。日本では敗戦国ということもあって、戦争はとにかくいけないもので忌避すべきものだという教育がなされていますが、あまり本質的なところまでは教えられてこなかったように感じます。もちろん平和が一番ですし、戦争なんてしてはいけないと思うのですが、過去を否定するあまり、今見つめないといけないところまでもが見えなくなっているんじゃないかなと、そう感じました。
他の国の戦争観というのに触れられたのは、いい経験になりました。

定番なところからちょっとマニアックなところまで、様々な観光地を巡りました。
まだまだ見るべきところは山ほどあるロンドン。いつかまた訪れなければなりませんね。

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補足というか。
今回ロンドンであちこちを巡るのに使ったのがこちら。自転車です。
基本料金は24時間£2で、30分以内に返却すると追加料金なし。
24時間以内なら何度でも利用できるので、ロンドン市内を巡るには最適の手段だと思います。ロンドンに滞在することがあれば、是非利用を検討して見てください。
異国で自転車に乗るの、なかなか楽しいですよ!