テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

グレンフィナン高架橋 その2

欧州旅行を終え、無事日本に帰国。久々に日本から更新します。
グレンフィナンで美しい橋を眺めながら過ごしている続きから。

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最初に撮っていたところから、谷を跨いで反対側。
入江?湖?が見えるこちら側は、向こうよりも景色が広がって見えて、ため息が出るほど美しい景色です。
涼しい気温の中で吹き付ける少し強めの風は体から体温を奪っていきますが、そんな中で、列車待ち耐久の始まりです。

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1時間半ほど待つと、マレイグ行きの普通列車が通過。
周りには人も全くおらず、風の吹く音だけという待ち時間。遠くからディーゼルの音が近づいてくると、ようやくだ!とカメラを持つ手にも力が入ります。

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列車を待つ間には、何やら軍用機?のようなものが接近してきたりもしました。
結構な低空飛行でこちらへ近づいてきたので、何事かとビビりました。

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普通列車の通過から待つこと2時間半、SL列車の午後便がやってきました。
煙を全く吐かずに橋へ突入してきましたので、煙が出るのを待ったらこんな感じに。
機関車がすっかり隠れてしまいました^^;
それにしても、緑の木々と年季の入ったアーチ橋、これらと赤茶色の客車が本当によくマッチしていること!
この車体色は日本の旧客などとはまた違った風格を感じさせるものですね。美しい。

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午後便の通過から間も無く、おそらくグレンフィナンの駅で交換してきたであろう、午前便の折り返しがやってきました。
終点のマレイグ駅には転車台などがないのか、機関車はテンダーが前になったバック運転。日本の保存SLでは転車台も観光要素として整備されることが多いので、最近ではバック運転はあまり見られませんよね。正方向での姿を撮りたいという人も多いでしょうが、これはこれで貴重な姿と思います。

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先ほどよりも雲が広がっちゃってますが、引いてもう一枚。
自分の中では納得のいくものが撮れたので、気分は上々。長いこと待った甲斐がありました。
前にも書きましたが、列車でも訪れるのはすこーしばかり厄介なこの場所ですが、やはりこの美しい景色を見るために、多少の苦労は御安いご用でしょう。
本当に行って良かったです。

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撮影に満足し、帰りの列車に乗るため、グレンフィナン駅へと戻りました。
駅前にはかつての客車が2両と、ラッセル車が1両保存されていました。ご覧のように、客車内でお茶をすることもできるようです。
この近辺にはあまりお店がある雰囲気もないので、訪れた際にここで休憩するのも楽しいかなと思います。

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グレンフィナン駅の建屋には、小さな博物館も。
なんども言うように列車本数がとても少ない路線なので、どうしても時間を余らせ気味。そんな時に寄ることのできる駅の博物館、素晴らしいです。
展示内容としては、駅業務に関わることや、やはりグレンフィナン高架橋にまつわるものが多かったです。グレンフィナン高架橋関連のグッズなども多く販売されていました。

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ちょっぴり雨が降り始めたところで、絶対に乗り遅れてはならない大事な列車、グラスゴー行きの普通列車に乗り込んで、終点までの5時間旅が始まります。
車内では、同じく高架橋を撮りに来た方(ドイツから来て、HSTなどを中心に撮って巡っているとのことでした)とおしゃべりしたりして、のんびりと時間を過ごしました。

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そして、グラスゴーからは・・・

続きます。