テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

ヨーク・ミンスターとパブ

リブルヘッド陸橋からヨークへ戻って来ました。
この日はヨークにもう一泊するのですが、訳あって宿を連泊で取れなかったので、預けていたバックパックを受け取りに行って、宿の引越しです。

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着いた日から、宿の前の道で何か準備しているなとは思っていたのですが・・・
帰ったら祭り?が始まっていました。なんやこれ、面白そう。

荷物を受け取りまして、この日の宿まで移動します。

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そして、途中でこちらに寄りました。
わざわざ今まで残しておいた、ヨーク・ミンスターです。
ミンスターというのは大聖堂という意味。
キリスト教のことについてはあまりよく知らない(他の宗教も同様ですが)ので、この大聖堂というものの立ち位置というのはわからないのですが、この立派な建物、かなり権威のある場所だという気はします。

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こんな立派な建築が完成したのは、なんと1472年のこと。
この日宿で知り合った、エディンバラから来たという人とも話したのですが、クレーンなどの建設機械がない時代にこれだけのものを作っている、当時の人々の技術力に驚かされます。
イギリス最大のゴシック建築とのことですが、今までどれだけの人を魅了して来たのだろう、そんな美しく、そして迫力のある建築です。

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身廊。広い空間ですね。
身廊とはなんぞや?と思って調べたのですが、どういうものを身廊というのか、というくらいしか理解できませんでした。見学している時なんて、大講堂かなと思っていたくらいなので。天井部の側壁にあるステンドグラスが美しいですね。

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振り返ると、こちらにも大きなステンドグラス。
光が差し込んで、色が綺麗です。

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こちらは聖歌隊席なる場所にて。
この鳥、譜面台になっているようです。背中に楽譜を乗せるわけですね。
なんとお洒落な発想なんでしょうか。

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ヨークの街中で見かけた時計の取り付け部などの話もしましたが、西洋はこういう曲線の使い方がとても綺麗だなと思います。
あと、色使い。深い緑と金なんて、とても映える組み合わせではないですか。

宗教や建築のことは何もわからないですが、そんな私でも色々心惹かれたヨーク・ミンスター。
大きな荷物を背中に抱えていたので、何か壊したりしないうちに退散しました。

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そしてその夜。なんと、パブなるところへ行ってまいりました。
先ほども少し触れた、宿で同室になった人が引き連れて行ってくれました。
その人はエディンバラからロンドンまで、時には寝袋にくるまって野宿をしながら自転車で旅をしているということでした。すごいパワフル。
今から晩飯行くけど、君も一緒にどう?と誘ってくれて、是非にと出かけたのです。
僕の拙い英語を根気よく聞いてくれて、楽しく、たくさんおしゃべりしながら過ごしました。

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食べたのはこれ。なんていう料理だったかな。
ビーフパイ的な感じだった気がする。
イギリスは飯でうんざりする、なんて話はよく聞いていましたが、そんなことはなく、これはとても美味しくいただけました。
ただ、マッシュポテトが結構胃に重たく、かなーり早い段階でお腹いっぱいになってしまいました。前日のフィッシュ&チップス同様、途中から若干苦しくなりながら食べました。
一緒にビールなんかも飲んだりして、旅が始まる前には想像していなかったような、楽しい夕食をいただくことができました。

この日は自然いっぱいの中で橋を撮ったり、美しい建築を見学したり、メールアドレスを交換するような知り合いができたり。旅は始まってまだ間もないですが、非常に充実した1日でありました。

続きます。