テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

ヨークの街巡り。

欧州旅行二日目。
ヨークという街で国立の鉄道博物館を見学し、続いて市街地を観光しようというところから続きです。

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ヨークは市街の周囲を城壁に囲まれた街。
一部途切れたところもありますが、7~8世紀前に築かれた城壁の上を歩いてめぐることも可能です。
日本ではこのような、いわゆる囲郭都市のスタイルはあまり見られませんから、とても新鮮に感じます。

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城壁は駅前からどどんと構えているので、城壁の上からは逆に、駅舎を望むことができます。
ロンドンなどの大都市の駅と比べると、一見控えめな中堅の駅といった風貌にも感じますが、駅舎の完成は1877年。とても歴史のある、古く立派な駅舎なのです。
日本で鉄道が正式に開通したのが1872年のことですから、当時既に本場英国では鉄道網が広く発展していたことをうかがわせます。

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この日のお宿は、ヨーロッパらしい雰囲気の、こんな通りに面したところ。
Safestay Yorkというホステルです。
まだチェックインの始まる前の14時ごろでしたが、荷物を預けさせてもらって、いざヨークの市街地へと繰り出します。

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市街地を流れるウーズ川。川の流れも、日本とは雰囲気が違いますね。
川沿いに並ぶテーブルで、昼間からお酒を飲む人たちも。優雅な光景です。

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一軒一軒の建物に歴史を感じながら歩いていると、突如円錐形の丘と、その頂上にそびえる古い建物が出現。
これはクリフォーズ・タワーという史跡で、11世紀に建てられた、ヨーク城の名残だそう。タワーそのものは13世紀に再建されたものだとか。

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丘の少し急な階段を登り、さらにタワーの螺旋階段を登ると、このようにヨークの市街地を一望できます。
丘とタワーを足してもそれほど高いわけではないのですが、街の建物たちがそもそもあまり高層ではないため、このように、眺めは良好です。

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現在では壁だけが残ったようにそびえ、建物の内側はがらんどうの中庭状態になっているこのタワーですが、この模型によると、屋根があって、どうやら内部も2階建てになっていたようです。
周囲もお堀になっていたのですね。このような立体模型があると、かつての様子を具体的にイメージできてとてもありがたいです。

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何世紀も前の建物から見上げる空。
こんな風に眺めていると、初めての海外旅行で不安になっていた気持ちもちっぽけな悩みに感じてきて、なんだかいける!という気持ちになってくるから不思議です。
もちろんまだまだ何もかもが拙いですが、それでもこれから先の数週間、頑張るぞい!と腹を括った私でした。

クリフォーズ・タワーを見学し終えた後も、もちろんヨークの街をぶらぶら。
ただ、容量がいっぱいですので今回はこの辺にしておきましょう。
ヨークの街には2泊しましたので、もうしばらくヨーク関連の話が続きそうです。
続きます。