テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

英国内旅行、本格始動!

ヨーロッパ旅行二日目。
初日は日本からの移動と、空港からホテルまでのヒースローエクスプレスと地下鉄に乗車のみでしたので、この日が旅のスタートとも言えます。

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とりあえずは昨日降りた駅から地下鉄に乗車して、ロンドン市街方面へと戻ります。
パディントン駅を通り過ぎて、向かう先はキングス・クロス駅。
地下鉄では、隣接するセント・パンクラス駅とひとまとめの駅になっています。

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これがキングス・クロス駅。
ガラス越しに、やはり大屋根のヨーロッパらしい駅の様子が見えますね。
すぐ隣にセント・パンクラス駅も見えて、こちららは本当に駅なのかと疑いたくなるような駅舎なのですが、これはまたしばらくのちに利用する駅ですので、その時まで駅舎の姿は載せないでおきましょう。

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ここがキングス・クロス駅の出発待ちホールとでもいいましょうか。
有名かもしれませんが、ヨーロッパでは日本の鉄道のように、何番線に自分の乗る列車が入線するかというのが事前に予告されていたりはしないのです。
なので、電光掲示板を見上げて、自分の乗る列車のプラットホームナンバーが判明するのを待つわけです。

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僕が乗るのはこれ。
ヴァージン・トレインズ・イースト・コーストというところが走らせている速達系の列車で、一路ヨークへと向かいます。

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最近の車両ではおよそプラグドアタイプの引き戸になっているようですが、一昔前の車両では、このように手動の外開き扉なんかが使われています。
内側から開ける際には、窓を下ろして、外にあるハンドルを操作するというのだから面白いですね。
ちなみに、僕も降りるときに内側から窓を開けて・・・と思ったのですが、窓が想像以上に固く、あっけなく外で待っていた乗客に開けられてしまいました。

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車内にて。
ヨーロッパの鉄道ではこれまた日本のシステムと違って、座席指定というものはあるものの、自由席車、指定席車という区分はありません。
このように座席の背にタグが刺さっていたり、荷物だなのところにある表示でその座席が予約席であることを示す仕組みになっています。
逆に、タグが刺さっていなかったり、予約の指定区間外であれば、どこに座ってもOK。これは面白いですね。
この列車では想像以上に席が埋まっていて、なんとか見つけ出した未予約席に着席しましたが、進行方向とは逆向きの座席となってしまいました。
ちなみに、このタグに描かれているのは、今度新たに営業を開始する新型車両、クラス800。日立製の車両で、社名にある「イースト=東」にちなんで、「あずま」という愛称がつけられています。
イギリスでは日立製の車両が導入されるようになってもう10年ほど経ちますが、このクラス800や、その派生型のクラス801、そして北部のスコットレールでも今年の冬より新型電車のAT200を導入していくとのことで、その勢いは衰えを知らない様子。製造こそ日本の工場ではないかもしれませんが、日本発の車両が鉄道発祥の国で活躍するというのは、やはり嬉しいことです。

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さて、市街地を抜け、のどかな風景の中を走ること約2時間。
列車はイングランド北部の観光地、ヨークへと到着です。

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ヨークもまた、とても大きく、歴史あるターミナル駅
様々な方面へと向かう列車が集います。
そして、ここには、鉄道ファンならきっと訪れたいのではないかなと思う場所、国立鉄道博物館があるのです。
やはり鉄道発祥の国の博物館というのは行かねばならないと思いまして、イギリス旅行を計画し始めた最初の段階でここを訪れることは決まっていました。

次回は、その鉄道博物館の様子をお届けしたいと思います。
続きます。