テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

小雨降る、房総の春

大原からいすみ鉄道のキハに乗車して、上総中野を目指します。

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こういう列車に乗ると窓を開けたくなるもんですが、雨が降っていたせいで、全開はやめておきました。
菜の花が咲き、春らしさが濃くなってきた房総半島を走り抜けます。

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いすみ鉄道が何かと推しているムーミン
車窓からも、ムーミントロールとその仲間たちを見ることができました。

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2つ目の停車駅となる国吉では9分ほど停車。
雨が降っていようと下車して撮影です。

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国吉駅には、ここよりもう少し南の久留里線からやってきたキハ30が留置されています。将来的には運用に入れるつもりなんだとか。

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ここで対向列車と行き違い。対向列車のうち、手前の車両はいすみ350型で、国鉄キハ20形の復刻車両。顔や側窓の雰囲気がよく似ていて良いですね。
こういうの、望んでいたファンの方も多いのではないでしょうか。

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最後に乗っている列車の前より、キハ52を撮影してから国吉駅を発車。
大原駅では顔を見られませんでしたから、ここでようやく拝めたことになりますね。
数年前にいわゆるタラコ色に塗装変更した際は賛否両論寄せられたそうですが、もちろん国鉄時代は知らず、ここ最近の国鉄色復活ブームではやたらと再現されるのがこの首都圏色なため、この色でも十分かつてに想いを馳せることができるのが僕ら世代。
いすみ鉄道の社長さんも「キハがいつ終わるかわからない」というようなことを再三仰られていますが、多くの人がキハを見にきて、いすみ鉄道にそれなりの収益が入って、キハたちが維持されながら、再び気動車標準色を取り戻せたりするような結果になるのが一番望ましいですよね。僕もまた乗りに行きたいと思います。

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線路の築堤には菜の花が咲き誇ります。
ここは撮影スポットなのでしょう、築堤の下から結構な人がカメラを構えてはりました。雨の中、いい写真は撮れたでしょうか。

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開業から10年に満たない城見ヶ丘駅を出ると、進行方向左奥に大多喜城を見ながら、いすみ鉄道の中心駅となる大多喜に到着です。

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大多喜駅構内には車庫も併設されていて、その日運用についていない車両たちが留置されています。
黄色に挟まれた国鉄標準色はキハ20形。最新の国鉄型"風"気動車です。
先ほどのいすみ350型よりさらにそれっぽさが増していいですね。この日はこのように運用にはついていませんでしたが、これを取るというのもまた一つ、いすみ鉄道を訪れる理由になりそうです。

さて、キハの旅も半分ほど終わり、列車もここからは普通列車へと変身して、終点を目指します。
降るなら降る、止むなら止むではっきりして欲しい感じに降り続ける小雨の中、国鉄気動車の旅はあともう少し続きます。

続く。