テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

長年の夢は北にある

旭川で一泊して、旅は二日目に突入です。

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この日の朝の旭川の気温は-18℃。iPhoneが嘘をついてると信じたい気温なのですが、川から湯気が出ているのを見て本当に寒いんやなぁ・・・と。
金沢の冬も寒いなぁと思っていましたが、北海道は格が違いました。

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札幌方面からやってくると、旭川から先は北へ上る宗谷本線、東へ進む石北本線、そして南に下る富良野線の列車に乗ることができます。
今回の旅では北、すなわち宗谷本線の列車に乗車して旅を進めます。
この日最初の列車は、8時過ぎ発のキハ54形単行、普通名寄行き。後ろにチラッと見えるキハ40はどうやら私が到着する直前に切り離された模様。

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雪が眩しい長い長い直線を、ひたすら進みます。

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唸りを上げて坂を登った先は、三浦綾子の小説でも有名な塩狩峠
小説「塩狩峠」を読んで予習してからここへ来ようと思っていたのですが、買うだけ買って、他にためている本の消費が追いついていないうちに旅立ってしまいました^^;
ここまでは旧石狩国でしたが、この峠の先は旧天塩国となります。

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士別では対向の快速なよろ4号と交換。

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さらに風連では札幌行きのスーパー宗谷2号と行き違いました。

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旭川から1時間50分で終点の名寄に到着。
この時の名寄の気温が-9℃。暖かくなってきましたね(麻痺)

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ここから先はスーパー宗谷1号に乗車します。
15分の待ち時間で接続するはずが、この列車が13分ほど遅れてやってきたために結構待たされる結果となりました。

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45分ほどの乗車で音威子府に到着。

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ここで降りる理由はただ一つ!ずっと訪れてみたかった、駅構内にある蕎麦屋の常盤軒。ここの音威子府そばを食べたかったわけです。
休業日や営業時間はしっかり調べていきましたが、最後まで「ちゃんとやってるやろか・・・」という不安がぬぐえませんでした。でもちゃんとやってた!!

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噂には聞いていましたが、本当に麺が黒い。
蕎麦の実を皮ごと挽いているために出る色で、音威子府そばの最大の特徴でしょう。コシがあって、味も濃い(気がする)。特に私はうどんにしてもそばにしてもコシが強い方が好きなので、好みのタイプです。
ツユも甘口と言えばいいのかな?辛さがあまりなく美味しかったです。

さて、随分幼い頃からその存在を知っていて、食べてみたかった音威子府そば。
ついにこれを食せたことでこの旅の目的の3割くらいは果たせたようなものです。
しかし旅はまだまだ続きます。
ここから先乗るのは・・・

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バスです。

続きます。