テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

9月18日 ばんえつ物語。

新潟からSLばんえつ物語号に乗車して、一路会津若松を目指して出発!
というところから。

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新潟市内の街中を抜けて、まずはかつての始発駅、新津に到着。
途中通過した駅で、休日ですから部活でしょうか、学校へ行く格好をした子たちがホームでこの列車の通過を眺めているシーンがありまして。
通学途中にSLが走り抜けて行くなんてなんと羨ましいことだろうか・・・と彼らを羨望の眼差しで見つめる私がいたのでした。(保存機関車ならうちの高校にもいたな)

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奥にキハ110を絡めつつ。列車はここから磐越西線へと入ります。

新潟近郊の街の風景から一変、車窓は田畑と山、川に囲まれた自然豊かに。
次第にトンネルも多くなっていき、北びわこ号にはない雰囲気を楽しみます。

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新津から1時間少々、津川駅で列車はしばらく停車。
ここで、石炭を掻き寄せたり、足回りに給脂をしたりと、山越えのための点検整備が行われます。
小雨の降る中行われる作業を見学しつつ、こうやってSLは生きているんだなとか感慨にふけったり。せっせと作業する職員さんにも頭が下がる思いです。

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雨の降る中でも、やはり先頭部分は大人気。
ただでさえ大勢集まっているのに、この日はさらに傘という思わぬ伏兵が。みなさんそれぞれ、傘とカメラ、スマホをどう持つか苦戦しているようにも見えました。

点検作業を終えた列車は、再び気持ちの良い汽笛を轟かせながら旅を続けます。

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天気はちょっと残念ですが、山の景色だとそんな天気もそれはそれで味のある雰囲気に。少し濡れたような草木の緑色、好きなんです。
山あり川あり、さすがは「森と水とロマンの鉄道」という愛称があるだけの事はあります。

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野沢駅では赤べこの姿をした花壇が。
これを見て、福島県に入ったのだなと実感。

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峠も越えてひと段落、というところの山都駅では、再び点検作業が。
これをして、会津若松までのラストスパートに突入するわけですね。

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山都を出ると程なくして、黄色い鉄橋を渡ります。
全長445m、15のプレートガーター橋に、日本で現役として現存するのは4本しかないという、ボルチモアトラス橋を加えた16支間の長い鉄橋です。
この一ノ戸川橋梁は明治時代の遺産としてレトロな雰囲気を漂わせており、非電化で架線柱もなく、バックには空が広がるだけという、聞くだけで最高な撮影スポットだそうで。いつかはここでばんえつ物語号を狙ってみたいところ。

山都からはどんどん坂を下り、ラーメンで名高い喜多方へ。
ここからは再び電化区間になって、列車は終点の会津若松へと到着します。

あっという間に時間が過ぎたばんえつ物語号の旅、名残惜しいですが下車します。
が、旅はまだ続きます!