テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

9月3日 18切符を消化せよ! ②

只見線に乗るべく、長岡から上越線に揺られ南下しています。

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上越線只見線の接続駅は小出駅ですが、只見線の次の列車までしばらく時間があったので、一旦越後湯沢まで足を伸ばします。

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越後湯沢から再び北上する際には、六日町まで北越急行の車両に乗ってみました。
ほくほく線といえば、電車でGO!でよくお世話になった路線ですが、ついに実物の車両を拝むことができました。今回は乗れませんでしたが、ほくほく線に乗車する機会を近いうちに作りたいなとは考えています。

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六日町で下車。小出方面に向かう次の列車をしばし待ちます。

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再びE129系に揺られて北上。
なかなかに混んでいて、小出まで座れませんでした。

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そして、小出駅からはいよいよ只見線
六日町から乗ってきた普通列車の乗客は、学生以外は只見線に乗り継ぐ人だけだったのかと思わせるほど多くの人が小出で下車し、只見線ホームへと移動。
のんびり駅スタンプなんて押していた僕は完全に出遅れたカタチとなり、車内で座る場所を確保するのも一苦労でした。

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乗客いっぱいのまま列車は進み、大白川~只見間は所要時間が30分近くあったりするなど興味深い区間を走り(途中で廃止となった田子倉駅を通過)、只見駅へ。
只見線はこの先会津若松まで続く路線ですが、只見から会津川口までの間は5年前、2011年に発生した平成23年7月新潟・福島豪雨によって不通になったまま。
列車は小出から只見までと、会津川口から会津若松の2区間に分断され、その間は代行バスによって結ばれています。

只見駅ではかなりの人が代行バスに乗り継ぎ、バスは全員乗り切れるかどうかというレベルに混雑。
その後ほとんどの人が会津川口から先の列車に乗り継いだので、僕と同じように、只見線に乗ることが目的の人が大多数だったようです。

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ここからしばらくは代行バス車内より。
まずは、只見川支流の叶津川にかかる叶津川橋梁。カーブを描いたこの橋は、運行休止前は撮影スポットの一つだったそう。
豪雨災害で橋梁に直接の被害はなかったものの、列車が走らなくなって5年、橋の上には植物が生い茂っています。

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ところどころ、草の茂った線路が景色の中で見え隠れします。

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第八只見川橋梁。トラス部や、一部のガーター橋は遠く離れた飯田線からやってきたものだそうで、これまたなかなか興味深い・・・
豪雨災害で橋梁そのものが流出するなどの被害は免れていますが、会津川口よりの路盤に崩落箇所があるらしく、その復旧には4年の工期を必要とするとか。

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バスから見えた被害箇所のうち、一番甚大に見えたのが第六只見川橋梁。
トラス橋があったらしいですが、すっかり落ちてしまって、陸上に数連のガーター橋部分が残っているのみです。
この災害に限らずですが、本来そこにあった、あるべきはずのものが失われているという状況は、やはり生で見るとなんとも言えないショックを受けます。
大災害というものに直面したことがない私ですが、無関係ではいられないのが日本という国。いざという時に自分に何ができるか、考えさせられます。

第六只見川橋梁を通過すると本名駅、そしてバス代行区間の終点、会津川口駅へと進んでいきます。

続きます。