8月15日 大阪に帰る。 ①
僕が今住む金沢で生まれた詩人・室生犀星の有名な詩に「ふるさとは遠きにありて思ふもの~~」というものがありますが、基本的に実家大好き人間の僕は、彼が乞食になったとしても帰るところじゃないと言った故郷(まぁ、生まれて20年、割とあちこちを転々としましたから、土地的な故郷は今ひとつ存在しないのですが)へ、全力で帰ります。
すでに1週間ほど我が心の故郷とも言える愛媛に滞在していたので、大阪へと帰るまでに金沢からずいぶんと遠回りになりました。
さて、俺って文学的知識もあるんだぜ?的なドヤ顔をしたそうな前置きはともかく、愛媛から大阪への道のりは18きっぷにお世話になることに。
というのも、同じく愛媛に来ていた家族はフェリーで大阪に帰るというのに、なんとも冷たいことに、僕の分のチケットは取ってくれていないという悲しい事実が発覚しまして、泣く泣くのんびり鈍行で帰ることとなったのです。
やはりふるさとは帰るべき場所ではないのかしら・・・いや、帰るけど。
朝、愛媛に来た時の恒例、石鎚山駅から旅はスタートです。
世の中にあるブログでこれほど石鎚山駅が登場するブログはないと思っているのですがどうでしょう。
多度津ではたった1分といういい接続で高松へ向かう列車があるのですが、今回はスルー。
土讃線の列車に乗り換えます。
次の電車まで25分ほどあるのでのんびりしていると、側線に8600系がやってきました。
駅前に静態保存されている8620形と絡めて、世代を超えた「ハチロク」の共演です。
しばらくすると、岡山からの直通列車が入線。
割とワイワイガヤガヤした車内でしたが、のんびりローカルな雰囲気も感じつつ、終点の琴平まで乗車。
琴平で降りると、何やら奥の方に見覚えのありそうでない車両が。
JR四国の"最新車"こと12...違った、7200系です。
いやー、どう見てもちょっと垢抜けた程度の121系です^^;
しかし、寿命が100年とかそれ以上とか、そういうレベルで保つとされるステンレス車体を持ち、足回りは完全更新、車内もリニューアルされてるわけですから、車体としては国鉄型でも最後まで残る車両となるのではないでしょうか。
あと30年くらいなら平気で走り続けてそうだから面白い。
そんなこんなで、琴平駅で下車。
耐震工事か何かで立派な駅舎を拝むことができずに残念でしたが、それはまたいずれ、金比羅さんにお参りしにくる機会でも作ってまた来ましょう。
つまり、今回は金比羅さんもスルー。
京急大好きっ子ですから、それでも全然構わないですけどね。
こちらは留置中の車両で、今から乗る車両は何形が来るでしょうか・・・
やってきたのは、こちらも1080形。
いやはや、高い遭遇率でありがたいことです。
車内を見回すと、こんな遺物が。
続きます。