テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

3日目 特急しなの 大阪行き。

春からダラダラダラダラ書き続けてきたこの旅も、ようやく次回で終了です。
ここまで一緒に旅してきた、松本に住む友達に泊めてもらい、最終日に突入。
この日は午前中を松本で過ごし、午後は春の改正でこれまた運用を終了してしまった大阪しなのに乗車して、大阪に帰ります。

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現存12天守のうちの一つ、松本城
ここには行きたいということで、松本駅に向かう途中に寄り道して見てきました。
なんと立派な城であろうか!(相変わらず語彙力のない感想。。)

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入場料がそれなりにかかるので、若干中に入るのは躊躇しました。しかし、せっかく来たのだからここでケチっては仕方がないと意気込み、思い切って入城。
結果的には、ここまで入場料を払った甲斐のある場所があったかという充実した空間でした。松本城は絶対行くべき。

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次第に急傾斜になっていく階段を恐る恐る登った天守閣より城下を眺めます。
どこを向いても山がそびえ立つような印象で、さすがは長野県と感心。
今回は時間がなかったのでスルーしましたが、小学3年生くらいの時に行ったきりの上高地へまた行ってみたいなとずっと前から思っていまして。
上高地へ行くには鉄路だと松本から松本電鉄(今はアルピコ交通でしたっけ。)に乗って新島々駅へ向かうわけですが、これに乗ってみたいというのもあって、そのうち行ってみたいと思います。

さて、写真は少なめですがかなり、散々、めちゃくちゃ松本城を堪能した後は、ぷらぷら歩いて松本駅へ。
札幌から共に南下してきた友とはお別れ、ここから先は一人旅です。

一人旅とは言っても、ここからは大阪駅まで乗り換えなしの大阪しなのでひとっ飛び。いつもなら18きっぷでノロノロ帰るところですから、本当に今回の旅は豪勢なもんです。

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特急しなの16号 大阪行き。
前述の通り、いわゆる大阪しなのは今春で名古屋~大阪間の運行を終了。春からは名古屋~長野間での運行に限られるようになりました。
走行距離最長の昼行特急の座はJR九州の特急にちりんシーガイアに譲ることとなり、JR三社を直通する昼行特急も消滅することに。
北海道新幹線の開業でJR北海道JR東日本の特急列車は消滅しましたし、JR西日本JR東日本の間で特急が走行していた区間3セク化。様々な要因があれど、JR二社間での直通列車すらかなり減った現在では、JR東日本からJR四国までの四社を直通運転する「サンライズ瀬戸」が、最後の定期夜行列車という面から見ても、どれだけ崇め奉るべき存在なのか、よくわかります。

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そんなこんなで貴重な存在でもあった大阪しなのが入線する前に、少しだけ撮影タイム。
E351系が充当されるスーパーあずさは全列車が松本止まり。
E257系のあずさもほとんどが同じく松本止まりなため、ここでは割とたくさんの編成を同時に見ることができるようです。
この画像でもE351系2本とE257系も奥に見ることができます。

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入れ替えを行い、上の画像でE351系が止まっていたホームへと入線するE257系。
ここにE353系が加わると、さらに華やかになりそうですね。しかしその前に、189系充当の臨時あずさに一度乗ってみたいところ。

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そしていよいよ、この旅最後の列車(正確には大阪からの環状線が残ってはいるものの)となる、大阪しなのこと特急しなの16号が入線。
名古屋~大阪間こそ利用者低迷を理由に廃止となったわけですが、松本出発時点では、国鉄時代からの風格漂う堂々の10両編成の列車も、座席はかなり埋まっている印象でした。

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松本から大阪までの距離はおよそ380㎞。長野から数えて約440㎞、時間にして約5時間15分の旅はまだまだ始まったばかりの列車です。

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塩尻を抜け、中央西線に入ってしばらく。だんだんと車窓が山の景色になってきて、残る雪の量も増えてきます。

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途中、どこの駅だったかちょっと忘れましたが、レール運搬車のキヤ97系に遭遇。
これはラッキー。

さらに列車は進み、木曽福島以南は初めて通る区間
名古屋まで無事乗り通せば、東西合わせて中央本線走破となります。

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自慢の振り子を生かしてグイグイと山間部を抜け、いつの間にやら再び建物の多い平地へ。思っていたより名古屋までは早いもので、いつの間にか赤い列車と並走しておりました。
「電車でGO!名古屋鉄道編」でしか関わりのない名鉄ですが、このゲームに収録されている時代や車両からは大きく変化し、今や真っ赤な車両も減りつつあるとのこと。こちらもまた、目的として乗りに来なければなりませんね。
行きたいところ、乗りたい鉄道は増えるばかりです。

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そして、名古屋に到着。
ここまでは普通のしなのと同じ。これからも乗ることができる区間です。
大阪しなのが大阪しなのとしての特性を発揮するのはここから。
次回、しなので名古屋以西を走り抜け、この旅の終わりを迎えようと思います。

続きます。