3日目 特急しなの 大阪行き。
春からダラダラダラダラ書き続けてきたこの旅も、ようやく次回で終了です。
ここまで一緒に旅してきた、松本に住む友達に泊めてもらい、最終日に突入。
この日は午前中を松本で過ごし、午後は春の改正でこれまた運用を終了してしまった大阪しなのに乗車して、大阪に帰ります。
ここには行きたいということで、松本駅に向かう途中に寄り道して見てきました。
なんと立派な城であろうか!(相変わらず語彙力のない感想。。)
入場料がそれなりにかかるので、若干中に入るのは躊躇しました。しかし、せっかく来たのだからここでケチっては仕方がないと意気込み、思い切って入城。
結果的には、ここまで入場料を払った甲斐のある場所があったかという充実した空間でした。松本城は絶対行くべき。
次第に急傾斜になっていく階段を恐る恐る登った天守閣より城下を眺めます。
どこを向いても山がそびえ立つような印象で、さすがは長野県と感心。
今回は時間がなかったのでスルーしましたが、小学3年生くらいの時に行ったきりの上高地へまた行ってみたいなとずっと前から思っていまして。
札幌から共に南下してきた友とはお別れ、ここから先は一人旅です。
特急しなの16号 大阪行き。
前述の通り、いわゆる大阪しなのは今春で名古屋~大阪間の運行を終了。春からは名古屋~長野間での運行に限られるようになりました。
北海道新幹線の開業でJR北海道⇄JR東日本の特急列車は消滅しましたし、JR西日本⇄JR東日本の間で特急が走行していた区間は3セク化。様々な要因があれど、JR二社間での直通列車すらかなり減った現在では、JR東日本からJR四国までの四社を直通運転する「サンライズ瀬戸」が、最後の定期夜行列車という面から見ても、どれだけ崇め奉るべき存在なのか、よくわかります。
そんなこんなで貴重な存在でもあった大阪しなのが入線する前に、少しだけ撮影タイム。
E257系のあずさもほとんどが同じく松本止まりなため、ここでは割とたくさんの編成を同時に見ることができるようです。
この画像でもE351系2本とE257系も奥に見ることができます。
入れ替えを行い、上の画像でE351系が止まっていたホームへと入線するE257系。
そしていよいよ、この旅最後の列車(正確には大阪からの環状線が残ってはいるものの)となる、大阪しなのこと特急しなの16号が入線。
名古屋~大阪間こそ利用者低迷を理由に廃止となったわけですが、松本出発時点では、国鉄時代からの風格漂う堂々の10両編成の列車も、座席はかなり埋まっている印象でした。
松本から大阪までの距離はおよそ380㎞。長野から数えて約440㎞、時間にして約5時間15分の旅はまだまだ始まったばかりの列車です。
途中、どこの駅だったかちょっと忘れましたが、レール運搬車のキヤ97系に遭遇。
これはラッキー。
名古屋まで無事乗り通せば、東西合わせて中央本線走破となります。
自慢の振り子を生かしてグイグイと山間部を抜け、いつの間にやら再び建物の多い平地へ。思っていたより名古屋までは早いもので、いつの間にか赤い列車と並走しておりました。
「電車でGO!名古屋鉄道編」でしか関わりのない名鉄ですが、このゲームに収録されている時代や車両からは大きく変化し、今や真っ赤な車両も減りつつあるとのこと。こちらもまた、目的として乗りに来なければなりませんね。
行きたいところ、乗りたい鉄道は増えるばかりです。
そして、名古屋に到着。
ここまでは普通のしなのと同じ。これからも乗ることができる区間です。
大阪しなのが大阪しなのとしての特性を発揮するのはここから。
次回、しなので名古屋以西を走り抜け、この旅の終わりを迎えようと思います。
続きます。