テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

キハ40系に乗った ②

伊勢神宮の秘めたる何かに心を洗われ、伊勢市駅に戻ってきました。
伊勢にいたのは本当に一瞬で、それこそ弾丸ツアーだなと言った感じだったのですが、ここからがメインなのでそれはそれ。
メインとはもちろん、亀山まで乗る934Dに充当されるキハ40系です。

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亀山寄りから順に、[キハ40 3306][キハ40 3001][キハ48 6816][キハ48 5817]という4両編成。
4両繋がると、なかなか見応えのある編成になりますね。

さて、他に乗客があまりいないうちに車内探索です。

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デッキ撤去、一部ロングシート化などの改造は受けているものの、青いボックスシートが並ぶ姿は国鉄型そのもの。
ボックスに座るとなかなかに足下が狭いのですが、それがまた何か時代を感じさせるような気がしてきて面白いのです。

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残念ながら下段窓は開けられませんでした。。
上段は下げられたので窓が開けられないというわけではないのですが、やはりこのタイプの窓はこう、ツマミを持ってくいっと持ち上げるのが楽しいんですがねぇ・・・

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さすがにJNRとは書いてませんでした^^;
この扇風機はデフォルトでは止まっていて、乗客が車内にあるスイッチを操作することで動かすようでした。恐らく。

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スイッチ。

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デッキが撤去されたことで、ずいぶんとスッキリとした印象を受ける車端部周り。
ワンマン対応車なので、それに伴う機器も散見されます。
しかしなんでしょう、この若干暗い感じとか、ところどころに化粧板を貼っていない金属むき出しの部分があるせいか、やはりキハ25形とは全然雰囲気が違います。車内にいるだけで国鉄型なのだとひしひしと伝わってきます。

あっちこっち観察しているうちに、いつの間にか発車時刻が近づいてきました。
陣取ったボックスに戻り、1時間半の国鉄気動車の旅の始まりです。

楽しい時間はすぐ過ぎる、というのは先日北びわこ号の時にもさんざん感じたことですが、それはこのキハ40系の旅でも嫌という程感じました。
往路では同じ区間キハ25形に乗って「長い長い長い・・・」と思いながら進んできたのに、キハ40系に乗って復路を進んでみるとどうでしょう。
いつの間にか多気、いつの間にか松阪、いつの間にか津・・・早い!
キハ40系はそんなに高性能で時間短縮に貢献しているような車両だったでしょうか?恐ろしく時間の進みが早かったです。

さて、そんな訳であっという間に津に到着してしまいました。
ここでは後続の快速みえに接続するため、10分程停車します。
ちょっと外の空気を吸いにカメラを持って車外へ。ちょっと記録程度に撮っておきます。

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日本全国津々浦々、全JR旅客会社に引き継がれたキハ40系列ですが、この湘南カラーの帯を纏ったJR東海車は個人的にかなり(四国色の次に)好きなので、近々引退というのはやはり寂しい気分になります。
いつか高山本線をキハ40系に乗って走破したかったんですが、ついぞ夢のまま叶えることはできませんでした。
それでもまあ、今回一度でも乗れただけ嬉しいのですけれどね。

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追い抜いていったキハ75形の快速みえ。
快速みえといえばこの4両編成というイメージなのですが、2両に減車されたものもあるのでしょうか?
今回見かけた快速みえのうち、ほとんどが2両編成だったように思えます。

さて、津を出ると次は一身田駅に止まるのですが、ここで対向列車と行き違います。その対向列車がどうやらキハ40系のようなので、ちょっと下りて撮っておきましょう。

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・・・・・・・・?

!!!!!シャッター速度1/25になってるやんけぇぇぇぇ!!!!
とてつもなく落ち込みました。なんという初歩的ミス。なぜ確認してなかったのかなぁ。。涙目です。

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心はズタボロですが、一応撮影は続けます。SS1/25のままで。
最後尾、亀山寄りには国鉄一般形気動車風塗装の車両も連結されていました。
縦の雨樋がありますので、恐らくキハ48 6502かと(車番が消えかけててみえない)。
ろくな写真ではありませんが、まぁ一目見れたのでラッキーということにしておきます。

一身田を出発すると、2つ先が早くも終点の亀山。
楽しい時間の終わりが近づくのは辛いですが、仕方ありません。
亀山到着までの残り10分を最後まで楽しみ尽くしてやりましょう。

つづきます。