テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

帰路、思わぬ出会い。

1日目の夕張支線に続き、2日目の札沼線末端区間も、かつて車両故障に阻まれ到達できなかった雪辱を果たし、あとは千歳から大阪へと帰るだけになりました。


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滝川からは特急オホーツクで札幌へ。
元々は普通列車で帰るつもりでしたが、ちょうどキハ183系が来るというのならば、少々の特急料金代をケチるのは後悔のもと。
札幌までの1時間ほど、長い直線区間函館本線を快調に飛ばす気動車特急に揺られます。
ちなみに、前日の千歳から夕張、新十津川と旅程を共にして来た後輩はここでお別れ。
彼は隣のホームに入線している特急カムイに乗り込んで、旭川、網走方面へと向かったようでした。

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札幌では、辛くも活躍を続ける785系など、少しばかり列車を撮影。

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座れること(あと、721系が来ること)を期待して、快速エアポートは一本見送りました。結局、やって来たのは733系でしたが。
待った甲斐あって座ることはできましたが、発車間際に乗り込んで来た老婦人に席を譲ったために、結果的にはずっと立っていることに。
まあ、徳は積んだということにしておきましょう。

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立ったままぼーっと北の大地の景色を眺めていると、南千歳で、車窓のはるか先に、何やら怪しい影を発見。
あ、政府専用機じゃないか。
「あ!政府専用機だ!」と声に出そうになるのを抑えつつ、慌てて下車。
徳を積んだ成果が早速出たかな、座っていたらこれは気づかなかったな。
オホーツク課金をしたおかげで予定よりもかなり時間に余裕があったので、途中下車して近くまで行ってみることにしました。

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思ったより遠かったなぁと思いつつ、ザクザク足跡を辿り進みます。

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おぉ・・・
息を呑むような美しさ、ANA機でもJAL機でもない、「日本国」のB747
背景が青空でないのが惜しまれますが、それでも、機は輝きを放っています。
退役間近だったからなのか、あるいは駐機中はそういうものなのか、エンジンにかけられたカバーもまた、何か特別な雰囲気を醸しています。
千歳が政府専用機の基地だとは知っていましたが、この近さで見ることができたのは、とても嬉しい出会いでありました。

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就役から26年もの時間が経っているとは思えない、艶やかな機体。
3月末に後継機・B777ERとの交代式を経て、無事に退役した専用機2機は、今後入札を経て売却されるとのこと。
今後も大きなトラブルなく飛び続け、後継のB777もまた、新たな政府専用機として華麗に飛び回ってほしいところです。

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その後継機も、格納庫の向こうに、お尻だけ見えていました。
B747と違い、カーブを描いた帯の機体デザインが新しさを感じさせます。
早速先週あたりから任務飛行が始まりましたが、いつか、飛んでいるところを撮影してみたいです。

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政府専用機という、全く考えていなかった嬉しい出会いに旅の満足感は最高潮。
気持ちよく、帰りの飛行機に乗り込みます。
帰りもAIR DO
大型の政府専用機を見た後にはB737が非常に小さな機体に感じてしまいますが、私はこの機体がとても好きなのです。

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2日目は雲の多めな空模様でしたが、飛んでしまえば雲の上。
青い空を眺めつつ、快適に神戸空港へ、そして大阪の実家へと帰りました。


廃線になってしまう前の夕張支線に滑り込みで乗車できたうえ、念願の札沼線リベンジも果たし、さらには政府専用機も撮れてしまう濃さ。
北海道に1泊2日で行ってくるというと、周りから短すぎるだのもったいないだの色々お言葉はいただきましたが、大満足な内容でした。
北海道、まだまだ乗れていない路線も多くあります。
どんどん乗らないと。
日本全国乗りつぶしを夢見つつ、北海道にはまた行かねばなりません。

以上です。