テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

運河の街とミッフィー

9月17日、4カ国目のオランダに到着。
この晩泊まったアムステルダムはオランダの首都で(首都機能はデン・ハーグ)、「ネーデルランド=低い土地」を体現したように水までの距離が近く、街中に運河が張り巡らされていました。

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中央駅から放射状に張り巡らされた運河はアムステルダムの町並みを象徴する存在で、世界遺産にも登録されています。
写真でも見てわかるように、本当に土地が低い位置にあるんですね。平均海抜は2mなんだそうです。

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運河が多いと、橋も多くなるものですね。
運河を進む水上交通が重宝されたこの街では、それらを妨げないように、橋は可動式のものも多いようです。
おそらくかつてほど船の量もなく、現在どれだけの橋が現役で稼働するのかはわかりませんが、跳ね上げ橋の動くところなど見て見たいですね。

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どこでシャッターを切っても運河の写真になってしまうような街です。
ちょっとわかりにくいのですが、運河の左端に係留されている、水色と黄色の出入り口のようなものがついた船。こちらはハウスボートというやつで、居住可能な船なのです。
そもそも商業都市であるために住宅不足が深刻になったアムステルダムで、陸上に家を建てるのに変わり、縦横に張り巡らされた運河にボートを浮かべ、そこに住めるようにしたのが始まりなのだとか。
かつてこそ陸上に家を持てない人=裕福でない人の家という感じだったそうなのですが、今や大人気の物件として入居待ちになるほどなのだそうです。
右端に映る、船というよりいよいよ家が運河に浮かんでしまっているようなのも、最近のタイプのハウスボートらしいです。電気や下水といったインフラも整備されているんだそうですよ。

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他にも色々撮っているのですが、容量と書く時間の都合上はしょります。
アムステルダムからはオランダ鉄道の電車に乗って、隣の州のユトレヒトという街を目指します。
この2階建電車はDD-IRM型。どこか371系を思い出すような顔の雰囲気と思うのですが、同意いただけるでしょうか。

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ユトレヒトへとやってきたのは、この交差点を訪れたかったから。
一見、ただカラフルな横断歩道なんだなあという雰囲気なのですが、世界で唯一、ここでしか見られないものがあるのです。

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それがこちら。ミッフィー信号機とでもいいましょうか。
日本でも非常に有名なうさぎのキャラクターであるミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナはこのユトレヒト出身。
残念ながらブルーナ氏は昨年2月に亡くなられましたが、ミッフィーの人気が衰えることはありません。
僕も生まれた時から共に過ごしているミッフィーのタオルを持ってます。

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ちなみに、赤の時はこんな感じ。
ちゃんと待っている絵になっていて可愛らしいですね。

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ちょっとわかりにくい場所にあるのですが、住宅街にはこんな像もありました。

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ここはナインチェ広場というところで、町に馴染んでいました。
インチェとはミッフィーの本名。彼女はナインチェ・ブラウスという女の子です。
日本ではあまり馴染みのない名前ですよね。

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ユトレヒトからさらに列車で移動して、今度はロッテルダムにやってきました。
ヨーロッパ最大の港・ユーロポートを抱える街で、今までの街とは打って変わって近代的な街並みが広がります。

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ここではちょっとメトロに乗って、郊外へ。

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Zuidpleinという駅のそばに、ハリウッドのものを模した、ウォーク・オブ・フェームというオランダにゆかりのある人々の手形が並んだ場所があります。
これもいまひとつ目立たないところにあるんですが、ここにもブルーナ氏の手形とミッフィーがいるということで見にきたのです。
ミッフィーかわいいなぁ。

さて、少々ミッフィーに想いを捧げたところで、そろそろオランダからもお別れ。
5カ国目、このたび最後の国へと向かっていくことになります。
長かった(書くのに時間がかかった)この旅もいよいよ終わり。感慨深いですね。
いい加減さっさと締められるように、できるだけさっさと続きを書こうと思います。

続きます。