テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

グリニッジ

白亜の壁・ドーバーに続く、ロンドン滞在中の郊外お出かけ第二弾。
ドーバーに比べるとロンドンにすぐ近い、グリニッジへと行ってきました。

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グリニッジへは、地下鉄とドックランズ・ライト・レイルウェイ(DRL)という鉄道を乗り継いで向かいます。
DRLは、ロンドン東部のテムズ川沿岸ウォーターフロント再開発地区:ドックランズを走るライトメトロ。ドックランズは地理で習いますね。

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グリニッジといえば、やはりこちら!
本初子午線の基準として知られる、グリニッジ天文台です。
現在の本初子午線は100mほどずれたところにあるらしく、正確にはちょっと違うのですが、このあたりで東西半球が分かれているわけですね。

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天文台の敷地内にある、グリニッジ子午線を表す線のそばには、世界各地の都市の経度が記されていました。
どこだどこだと探して、なんとか見つけた"Tokyo"の文字。日本標準時は東経135°で知られてますが、東京では東経139°45′になるんですね。

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こちらは標準時を示す時計。普段、日本はここから9時間の時差があるわけですね。
この時期のイギリスではサマータイムが適用されているので、この時の時差は8時間でした。

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グリニッジの名所は天文台だけではありません。
こちらは旧・王立海軍大学。イギリス史を代表する建築家であるクリストファー・レンによる丸いドームを冠した左右対称の建物は、テムズ川から望んだグリニッジのシンボル的存在です。
館内も解放されており、素晴らしい天井絵など、芸術の観点からも楽しむことができる場所でした。

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こちらは19世紀の快速帆船(クリッパー)、カティーサーク
産地である中国などのアジアから、より早く本国へ茶葉を運ぶために使用されたクリッパーは、元来2年近くかけていたロンドン~中国間を、たった100日強で結んでいました。
このカティーサークは、紅茶輸送においてはライバルのサーモピレーにあと一歩及ばなかったようですが、晩年、オーストラリアとの間で行われた羊毛輸送では、なんと72日で走破した記録が残っているのだとか。
10年ほど前に修理・復元工事が行われ、現在では建造当時の姿で保存されています。

(旅から時間が経ってしまって少し記憶が薄れ始めているせいか)あっさりな内容になってしまいましたが、見どころ満載のグリニッジを楽しんだ半日でした。
軍学校や天文台などの一帯は世界遺産登録もされており、きれいに整備されている場所です。ロンドン市内からのアクセスも良いので、ここもまた、訪れるにはオススメの場所だなと思いました。

続きます。