テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

9月17日 大館。

午前中に小坂の街を少し観光した後は、バスで十和田南駅へ。

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キハ110系に揺られて大館まで。

秋田まで前日きた道のりを引き返すのですが、大館では乗り換えに結構時間がありますので、しばし駅周辺をお散歩です。

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早速、なにやら怪しい影を発見です。

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これは、先ほどまで滞在していた小坂まで続く、かつての小坂鉄道の線路。
大館から小坂までの結構な区間において線路が残っており、草ぼうぼうではあるものの、現役時代の姿を容易に思い起こすことができます。
信号や踏切などの設備がほとんど撤去されていないのも、今にも列車がやってくるさ角を覚える要因の一つでしょう。

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小坂線跡沿いに歩いていると、JRの線路の方に向かってカーブしていく、これまた線路跡が。こちらは花岡鉱山というところへ伸びていた路線らしく、小坂線の廃線より四半世紀ほど早く役目を終えたそうです。
小坂線沿いにあまり遠くへ行っても引き返してくるほかないので、せっかくですし、こっちの方に行ってみます。

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一つ前の写真からもわかるように、線路沿いの道が下って、どんどん築堤の高さが出てきます。
ここまでくると、いよいよこの家を列車が走ってきてもおかしくない雰囲気になりますね。

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奥羽本線と交差する部分を遠目に。
この部分はさすがに橋が撤去されていましたが、廃止から30年以上経った今でも立派にそびえる築堤に、何か感動を覚えてしまいます。

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ぐるーっと回って大館駅近くまで戻ると、こんな看板を発見。

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ここに大館駅があったんやな・・・と、往時を偲びます。
広大な敷地に、しっかり残っている線路たち。レールパークのように、何か活用できそうですね・・・

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大館駅周辺で1時間強過ごし、14時ちょうど。
秋田行きのつがる4号に乗って、秋田に向かって出発です。E751系、初乗車。

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秋田到着直前、秋田総合車両センターではキハ58の姿を発見。
国鉄色ですが、訓練車のキヤ28 1とユニットを組んでいたため、その表記のある姿です。車籍もまだ有しているとか?
サビは浮いていますが、想像よりは結構綺麗な車体で残っているように感じました。
せっかくなので、どうにか保存の道を模索してほしい一両です。

さて、この日はさらに特急を乗り継いで南下していきます。
廃線跡をたどってみたり、キハ58を見たりと、ホクホクした気分は常に高い位置で留まりながら、楽しい列車旅が続きます。